amazonにおける「加湿器」のランキングです。「加湿器」といっても、そこそこな加湿力か、極微量の加湿効果しか見込めない製品も複数ランクインしているほか、中には全く加湿能力の無い「空気清浄機」もランクインしているので、本格的に室内の加湿を行うための製品を探す場合は、その製品の加湿力をよく確認する必要があるのかもしれないという、ちょっと不思議なランキングとなっています。
1位
Levoit「Dual150」
価格目安:4,500円くらい。
シンプルな円筒形をした超音波式の加湿器です。全身がほぼタンクの構造でタンク容量は3リットルとなかなかの大容量となっています。加湿量も最大220ml/時とサイズなりのパワーは備えています。ただ超音波式で気になるタンク内の水の衛生面に対する機能は特に無いようです。同ブランドに「Dual 100」という似た名前の製品がありますが、別に派生製品ではないようです。製品名を見る限りでは何となくこの「Dual 150」の方がグレードが上な感じがしますが、上なのはタンク容量と本体の大きさというサイズ面だけで、湿度の自動調整などの機能面、そして価格を見る限り、「Dual 100」の方が上位に位置するモデルのようです。
お値段以上の新型モデル
2位
無印良品「アロマディフューザー(MJ-UAD1)」&「アロマストーン」セット
価格目安:6,700円くらい。
加湿器のランキングに入ってしまっていますが「アロマディフューザー」とある通り、アロマオイルを含んだミストを放出する製品です。その構造は超音波式の加湿器と変わらないというか、ほぼ同じと思われます。しかし「加湿器のような加湿能力はありません」とメーカーは断言しています。まあ、確かにタンクの容量が全部で350mlしかないので、全水量を放出し終わったとしても、室内の湿度に影響を及ぼすような効果は見込めないという判断なのでしょう。似たようなタンク容量で「加湿器」を名乗っている製品は結構あるような気もしますが、そこはポリシーの違いということなのでしょう。セットになっている「アロマストーン」は製品に直接エッセンシャルオイルをたらすことで、手軽に香りを楽しむことが出来る素焼きの陶器なので、加湿とは特に関係がありません。「アロマディフューザー」とも直接関係は無さそうですが、香りつながりでセットにしているのかもしれません。
香りとあかりで癒やされる
3位
エレコム「エクリアミスト(HCE-HU2105ANVネイビー)」
2022年6月発売モデル。価格目安:1,700円くらい。
アロマオイルを使えるのはもちろんのこと、カラフルなライトが光ったり、ミストを雲のように本体上部にとどめることで「幻想的な空間」や「癒やしの空間」づくりに使うことが出来るという加湿効果以外の何かを重視する人向けの製品となっています。実際、加湿力は最大でも約20ml/時と微量レベルなので、素直にアロマデュフューザーかライトとして考えた方が良いでしょう。
ミストが溜まる、シルクミストモード搭載
4位
MUSON(ムソン)「Smile 1」
価格目安:4,200円くらい。
超音波式の「加湿器」としてだけでなく、エッセンシャルオイルを使用して「アロマディフューザー」として、また寝室をほんのり照らす「ベッドサイドランプ」として、さらには集中力を高めたり、リラックスするための「ホワイトノイズスピーカー」としても使用することが出来る「1台4役」となる製品です。ただ、加湿量は50ml/時前後と微々たるもので、メイン機能と思われる加湿器としてはそれほど効果を発揮してくれることはなさそうです。
1台4役
5位
Yokizu「超音波式加湿器(ブルー)」
価格目安:3,200円くらい。
だいぶお馴染み感のある「しずく形状」をした超音波加湿器です。最大加湿量は240ml/時と、狭い空間であればある程度の加湿力が期待できる数値となっています。ただ、タンク内の水をそのまま噴出する超音波式の加湿器なので、衛生面に特に注意する必要があることと、重たいミストを遠くに運ぶ力はそれほど無いので、室内の空気を循環させる空調機器と併用した方が良さそうです。搭載されている機能に特に驚きが無いのと同様に、商品説明やキャッチコピーなどの日本語表記が若干おかしなことになっているのも、もはや驚くようなことでもないでしょう。
洒落で可愛いしずく型
6位
「ジアニスト 超音波噴霧器」
価格目安:2,000円くらい。
厚生労働省の定める「次亜塩素酸水」の基準に合致している次亜塩素酸「ジアニスト」を噴霧することを想定している製品です。ミストを生成する「超音波振動子」を塩素に強い素材にするなど、次亜塩素酸水の放出に適した構造となっているようですが、加湿力や構造自体は普通の超音波加湿器とそれほど変わりはありません。
お部屋まるごと除菌&消臭+加湿
7位
Gocheer(ゴシェール)「クールミスト加湿器」
価格目安:2,500円くらい。
全身がほぼ水タンクという、よくある外観をした超音波加湿器です。最大で280ml/時というそこそこな加湿量や、エッセンシャルオイル対応、ミスト噴霧量の調節機能など、見ためと同様、機能面でも特に驚きはありません。タンク内の水への衛生面の配慮が特に無いのもありがちではありますが、毎日よく洗いさえすれば大きな問題にはならないでしょう。ただこれで「全ての湿度ニーズを満たせるのため(原文ママ)、誰にとってもプレミアム加湿器」と言われてもキョトンとしてしまうところは否めません。
新鮮な空気&健康的に
8位
KMJ「超静音卓上加湿器(ホワイト)」
価格目安:2,000円くらい。
どこかで見たことのあるようなボトル型をした小型加湿器です。最大加湿量は90ml/時とこのサイズにしては健闘している方かもしれませんが、世間一般の家庭向け加湿器の基準では「論外」のレベルに留まります。「パワフル加湿」というキャッチコピーはおそらくミクロの世界の話なのでしょう。機能的にも目新しいものは特にありませんが、似たような加湿器は結構あるので、価格とデザインと、部屋全体の加湿にはあまり役に立たないということを納得した上であれば、どうしても購入してはいけないというモデルではないのかもしれません。
パワフル加湿
9位
KNGUVTH「超音波式加湿器(白)」
2019年11月発売モデル。価格目安:3,300円くらい。
どこかで見たことのあるようなデザインではありますが、大容量の水タンクを備えていることが見た目からも分かりやすい外観となっています。ただ、加湿量の切り替えは出来るものの、センサー類はもちろんのこと、タイマーなども備えておらず、高機能とはほど遠い製品となっています。基本的にタンクの水をそのまま噴出する超音波式の加湿器でありながら、衛生面についての配慮も皆無なのは気がかりなところですが、入念に手入れを行なえばもちろん何の問題もありません。完全に憶測ですが、大きなタンクとシンプルな機能が評価されているのかもしれません。
4.5リットルの大容量 超音波式加湿器
10位
日立「クリエア EP-Z30R」
2019年10月発売モデル。価格目安:12,000円くらい。
日立の空気清浄器シリーズ「クリエア」のコンパクトモデルですが、このモデルは空気清浄専用タイプで加湿機能はありません。どうしてこの製品がアマゾンの「加湿器の売れ筋ランキング」に入ってしまうのか謎ですが、バリエーション扱いの製品として同じ日立の加湿機能付きの空気清浄機である「クリエア EP-MVG90」が登録されていることが関係しているのかもしれません。「クリエア EP-MVG90」は、パワフルな風量と、ホコリとニオイだけでなく、温度+湿度センサーも搭載している基本性能の高い空気清浄機で、さらにプレフィルターの自動掃除機能まで備えているハイスペックモデルですが、本体価格は30,000円前後となっており、この空気清浄専用タイプ「クリエア EP-Z30R」とは明確にステージの異なる製品なので注意が必要でしょう。
個室や寝室にもぴったりの奥行約13cmコンパクトモデル
※上記は調査時点でのランキングと価格目安です。amazon内では1時間ごとにランキングが更新されています。
コメント