おなじみの羽根の無い扇風機形状です。
アイアン/ブルー↓
ダイソン 空気清浄機能付 タワーファン dyson Pure Cool Link TP03IB アイアン/ブルー
ホワイト/シルバー↓
ダイソン 空気清浄機能付 タワーファン dyson Pure Cool Link TP03WS ホワイト/シルバー
この「Dyson Pure Cool Link(TP03)」は単なる扇風機ではなく、本体内にフィルターを搭載することで空気清浄機としての役割も果たすことが出来る一石二鳥モデルとなっています。
現在のダイソンの空調家電は、羽根の無い扇風機をベースにしてこの「TP03」のように空気清浄機能をプラスしたり、加湿機能を搭載したり、空気清浄機の他にさらにヒーターとしても使えるようになっていたり、様々な追加機能が搭載されているマルチモデルが多くなっており、単なる羽根の無い扇風機モデルは完全に少数派となっています。
なかでも、この「TP03」のように空気清浄機能を搭載するパターンは最も古くから登場しているベーシックなマルチモデルタイプと言えるでしょう。
最大の特徴は、通常レベルの空気清浄機では捕捉困難なサイズであるPM0.1レベルの微粒子までキャッチするという清浄能力の高さです。一石二鳥 のマルチモデルといっても、 搭載されている空気清浄機能は全くおまけレベルなどではないのです。さらにこの「TP03」はWi-Fi経由してアプリで遠隔操作をすることの出来る先進機能のモデルとなっています。
そんな、高性能で高機能なこの「TP03」なのですが、ダイソンにとってはベーシックなマルチモデルとなるためか、すでに後継モデルとして「Dyson PUre Cool(TP04)」が登場しています。
この「TP03」が「Dyson Pure Cool Link」で、新しい「TP04」が「Dyson Pure Cool」という名前であるところだけを見ると、この「TP03」 に「Link」が付いている分、機能的にもプラスαがありそうな印象を持ってしまいますが、実際は何のこともなく、新しい「TP04」の方が普通に高機能なモデルとなっています。「TP04」にとっては「Link」はもはや当たり前の機能で、わざわざ名前に出すほどのことでもないということなのかもしれません。
しかも、この「TP03」と新しい「TP04」を比べると、新しい「TP04」は寒い冬など、直接風に当たりたくないときに本体の後方に風を吹き出す「デュフューズドモード」を搭載していたり、この「TP03」には無い左右の首振りが出来たり、アプリを経由してスマホで部屋の空気環境を確認するだけでなく、本体でも確認出来るようにモニターが搭載されているなど、多くの点で改良が図られています。
さらに空気清浄機(+扇風機)として重要な風量にも違いがあり、この「TP03」の空気清浄適用面積が約9畳となっているところ、新しい「TP04」は約12畳とパワーアップしているのです。
機能でもパワーでも新しい「TP04」に太刀打ちすることは難しいこの「TP03」にとって、残されているのはお得感のある価格ということにならざるを得ません。
2020年5月現在で、この「TP03」の本体価格は約46,000円となっています。
対する新しい「TP04」は約64,000円です。
実に1.3倍を超える価格差となっているのです。
また、この「TP03」も新しい「TP04」も空気清浄機である以上、定期的なフィルター交換が必要となります。
この「TP03」はオフィシャル価格で6,000円+税のフィルター、「360°グラスHEPAフィルター」を1年目安で交換することとなっていますが、新しい「TP04」はフィルター構成が変わっており、オフィシャル価格で4,000円+税の「グラスHEPAフィルター」と3,000円+税の「活性炭フィルター」の2つのフィルターを約1年目安で交換することとなっています。新しい「TP04」に必要な2つのフィルターを合わせると7,000円+税となり、この「TP03」の方がフィルター価格も安くなります。
まあ、もちろん2種類のフィルターを使用する新しい「TP04」の方がフィルターの性能も高性能とされているのですが、この際それは仕方がないことでしょう。何はともかく、価格で選べばこの「TP03」の方が有利だということは間違いないのです。
■Dyson Pure Cool Link(TP03)のスペック
発売 | 2017年4月 |
サイズ | 高さ1022×幅196×奥行196mm |
重さ | 3.72kg |
適用畳数 | 9畳 |
風量 | - |
運転音 | - |
消費電力 | - |
センサー | - |
交換品 | 360°グラスHEPAフィルター |
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