パナソニックの現行ラインアップで最上位モデルとなるサイクロン掃除機です。
ローズゴールド↓
レッド↓
昨年発売の旧モデル「MC-SR550G」と比べると、延長管の持ち手などの形状は変わっていますが、本体自体は大変よく似た外観をしています。
そしてありがちなことですが、似ているのは外観だけではなく、本体サイズ、吸込仕事率、消費電力、運転音の大きさなどの機能面についても同様です。
もちろん、パナソニックの誇るサイクロン機構「ダブルメタルサイクロン」も同じなら、0.3μm以上のゴミを約99.9%キャッチするという「捕じん性能」も同じです。
要するに、この「MC-SR560G」は、基本的に昨年モデル「MC-SR550G」とほぼ同じ製品と考えても大きな問題は無いということです。
しかし、全く同じという訳ではありません。
恐らく最大の違いは、付属ノズルの重さでしょう。
本体の重さについては、どちらのモデルも2.6kgで同じですが、ノズルとホースを装着した標準質量を比べると、昨年モデル「MC-SR550G」が、4.1kgとなっているのに対し、この「MC-SR560G」は3.9kgで200g軽くなっているのです。これはこの「MC-SR560G」に採用されている軽量素材の効果と、延長管の形状の違いからくるのでしょう。
たった200gではありますが、実は昨年モデル「MC-SR550G」も、さらに1年前のモデルである「MC-SR540G」と比べたときに標準質量で100g軽くなったモデルだったので、この「MC-SR560G」はわずか2年前のモデルと比べて標準質量で300g軽くして来ているということになります。
本体の重さ自体は限界に近いのか、まったく変わっていないにもかかわらず、装着する部品だけでも軽くしてくるところに軽量化へのメーカーの並々ならぬ意欲を感じます。
そして、付属品も昨年モデルとは異なっています。
異なっていると言っても、昨年モデル「MC-SR550G」に付いてきた「ロングすき間ノズル」が「ペタすき間ノズル」になっただけで、付属品の目玉と思われるふとん掃除用の「ふとん清潔ノズル」は同じなので、大きな変更とは言えないかもしれません。
200gの軽量化(標準質量)と付属品の変更。
、、、。
まあ、やはり基本的には昨年とだいたい同じモデルと言ってしまって差支え無いでしょう。
しかしだからといって、この「MC-SR560G」が使えない製品ということではありません。
ゴミの分離率を99.9%だというサイクロン機構、微小なゴミの有無を判定する「クリーンセンサー」やヘッドに付いたLEDライト、狭いスペースや手元の掃除がしやすい「親子ノズル」、拭き掃除効果のあるヘッドなど、機能は満載ですし、メタル構造のおかげで、試すかどうかは別として、約2年間ダストボックスとフィルターのお手入れが不要だとされています。
まあ、もちろんこれらの機能についても、昨年モデル「MC-SR550G」と同様ではあるのですが、どうせなら、たとえ200gでも軽くなっているこの「MC-SR560G」の方がベターと言うことは出来るでしょう。
■MC-SR560Gのスペック
発売 | 2018年6月 |
タイプ | サイクロン式 |
集じん容量 | 0.25L |
吸込仕事率 | 約60〜200W |
消費電力 | 約250〜720W |
運転音 | 約57〜61dB |
サイズ | 幅238×奥行327×高さ290mm |
重さ | 2.6kg(3.9kg) |