パナソニックのハイブリッド式、除湿乾燥機の最上級モデルです。
シルバー↓と、
シャンパン↓
ハイブリッド式は室温を問わないデシカント式と高温時に効率の良いコンプレッサー式の良いとこどりという触れ込みですが、良いところを集約した上、このモデルはパナソニック純正のイオン兵器「ナノイー」ユニットも搭載しているため、高価格な製品として仕上がりました。
ライバルはシャープの「CV-B100」あたりになりそうです。
果たして、価格に見合う能力を持っているのでしょうか?
単純に「CV-B100」と比較した場合、能力的には「F-YHHX120」の方が高いといえそうです。定格除湿能力、タンク容量、消費電力など、除湿乾燥機としての基本性能はことごとく「CV-B100」を上回っています。
「CV-B100」のプラズマクラスターと「F-YHHX120」のナノイーのどちらが優れているのかは、何とも言えないところですが、まあ、お好みで良いような気がします。
この「F-YHHX120」の大きな特徴として、省エネ運転を強化するメーカー自慢の「エコナビ」があります。
なんと!
このエコナビは、干してある乾燥物が乾いているのか、それともまだ湿っているのか、わずか1kgの少量の洗濯物に対してもそれを見分けて運転の調節をするというのです!
うおー!
って、1kgの洗濯物とはどれくらいの分量なのでしょうか?
ちなみに、Yシャツ1枚が約200gくらいのようです。
つまり、Yシャツなら5枚。
そして、タオルが約300gくらいのようです。
つまり、タオルなら3枚。
Yシャツとタオルなら、Yシャツ2枚とタオル2枚で、ちょうど1kgくらいということになります。
これが「わずか」な洗濯物である、と断言してしまって良いものなのか何とも言えません。しかし、普通これだけの量で洗濯をすることもなさそうなので、確かに多くはないでしょう。
、、、あれ?
「わずか」な洗濯物を見分けてくれるのは確かにありがたいです。
けど、もしかして、そんなに「わずか」な洗濯物を干し、さらに衣類乾燥器のスイッチを入れる機会って、それほど多くないのでは、、、?
、、、。
まあ、「わずか」な洗濯物を見分けられるのと、見分けられないのと、どっちが良いかと聞かれれば、見分けられた方が良いのは間違いありません。
ただ、この「F-YHHX120」のウリは「エコナビ」だけではありません。
メインの機能である「衣類乾燥」の速度も注目なのです。
2kg相当の衣類の乾燥時間は、標準で65分、パワフルな速乾・ターボにすると、なんと43分という高速乾燥が可能となっているのです。
はっきり言って、
「わずか1kgとか、そんな細かな話はどうでも良いよ」
とでも言いたげなハイパワーを備えている訳ですが、もちろんそれを言ってしまっては身も蓋もありません。
ハイパワー、そして、一応エコでもある、なかなか優れた除湿乾燥機といえそうです。しかし、ハイレベルな価格がそれを実現していることも忘れてはいけないでしょう。
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