本体の中央にあるダイヤルが目立つというか、それくらいしか見当たらないシンプルな外観をしています。
上位モデルの「AD-X80」と同様、どことなくレトロな雰囲気が漂います。
三菱電機 ブーツクリニック ふとん乾燥機 オリエントネイビー AD-X70LS-A
この「AD-X70LS」には「ブーツクリニック」というキャッチコピーが付いています。
なるほど、確かにこの「AD-X70LS」には、1足のブーツを同時に乾燥させるために二股に分かれた専用のアタッチメントが付いて来るので「ブーツクリニック」という名称がしっくり来る感じもあります。しかし、上位モデルの「AD-X80」のキャッチコピーを見ると、「フトンクリニック」となっています。
あれ?
この「AD-X70LS」も布団乾燥機じゃなかったっけ?
一応、布団も乾燥しますけど、所詮上位モデル「AD-X80」には及びませんよ、と要するにメーカー的にはそういうことなのかな?とこちらも弱気になってしまいますが、実際のところそれは大筋で間違ってはいません。
ただ「フトンクリニック」を名乗る上位モデル「AD-X80」の布団乾燥能力は確かに優れているのですが、その優れた布団乾燥能力を最大限に発揮させるためには、しっかりと時間をかけて準備をしてあげる必要があることも確かです。
この「AD-X70LS」はそこまでの周到な準備は求めません。
いわゆる従来型であるマットタイプの布団乾燥機なので、最近勢力を伸ばしている簡易型ふとん乾燥機ほどのクイックスタートは出来ませんが、逆にマットがあるために、そのマットを衣類にかぶせることで衣類乾燥が効率的に出来るという特技も持っています。
どうしてもクイックスタートがしたければ、マットを使わずホースを足元に差し込むことで、とりあえずホースの周辺は乾燥&暖めが出来るという、多少強引な使い方も可能です。
布団乾燥の時間は上位モデル「AD-X80」と同じ45分、布団をマットに折り込むようにすることでダニ対策も上位モデルと同じ180分で行うことが出来ますが、もちろんダニ対策能力がその存在意義とも思われる上位モデル「AD-X80」ほどの効果は見込めないでしょう。それでも何もしないよりはずっと良いことは間違いないのです。
ただ、キャッチコピーにもなっている「ブーツ」の乾燥などに何か特別な力を発揮するかというと、専用のアタッチメントが付いている以上のことは特にありません。
布団乾燥、衣類乾燥、そしてブーツ乾燥と幅広く活躍できるマルチモデルというのがこの「AD-X70LS」のウリということになりますが、残念ながらこれという強烈な特徴もないのです。
結局、どの機能も中途半端な感じだね、、、とされてしまう危険性も結構ありそうです。
■AD-X70LSのスペックサイズ | 幅275×奥行160×高さ329mm |
重さ | 2.9kg |
消費電力 | 600W |
乾燥時間(ふとん標準) | 約45分 |
乾燥時間(ダニ対策) | 約180分 |
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