今年も登場。日立の見たことあるハイエンド扇風機「HEF-DC6000」

どこから見ても「扇風機」と分かる完璧な外観です。

日立扇風機 DCモーターリモコン付き HEF-DC6000

この「HEF-DC6000」は最大110cmのハイポジションタイプというだけでなく、日立の扇風機ラインアップの頂点に位置している最上位モデルです。

温度センサーを搭載していて、室温に合わせて風量を調整してくれる機能が付いています。もちろん風量、風速ともそれなりにパワフルです。

離れた位置から操作できるリモコンが付いていて、たとえこの「HEF-DC6000」が別の方向を向いていたとしても、扇風機の向きを左右に調整できる「こっち向いて」ボタンが付いています。

タイマーや就寝時の消灯、消音設定などの定番の機能のほか、操作がタッチキーだったり、本体が組み上がった状態で納品される「組み立ていらず」となっているので、組み立てをすることなくすぐに使用することが出来ます。

ただ。

どれも驚きの機能とは言えないでしょう。

そして、この「HEF-DC6000」は昨年モデル「HEF-DC5000」と極めて似たモデルです。

外観のカラーリングは微妙に違いますが、中身についてはほとんど変わらないと考えて良いでしょう。昨年モデルと比べると最小の消費電力がわずかに改善されていますが、わずか0.4Wの話なので、ほとんど誤差とも言える程度の差です。

おまけにこの「HEF-DC6000」のキャッチコピーも「DCモーター搭載、ハイエンドモデル」で昨年モデルと全く同じとなっています。

「DCモーター」を最大のウリにしている時点で、この「HEF-DC6000」に特別な機能は無いことを高らかに宣言しているとも言えるでしょう。

ただ、それではこの「HEF-DC6000」が使えない扇風機なのかというと、まあそんなこともありません。

奇をてらわないごく普通の、どちらかというと上質な扇風機として使用することが出来るでしょう。ただ、あえてこの「HEF-DC6000」にしなければならない理由を見つけることは難しいかもしれません。

■HEF-DC6000のスペック