要するに高機能ではないスタンダードクラスの紙パック式掃除機。日立「CV-PF90」

小型&軽さをウリとしながらも日立の紙パック式掃除機のメインとなる「かるパック」ブランドではない、ただの紙パック式掃除機です。


日立 掃除機 紙パック式 CV-PF90 Nシャンパンゴールド

この「CV-PF90」の最大の特徴は「小型・軽量」ですが、同じ日立のラインアップには、この「CV-PF90」の発売当時からこの「CV-PF90」よりも小型で軽量なモデルが存在します。

たとえばすぐ上のモデルとなる「CV-PF100」は、本体の重さはこの「CV-PF90」と同じ2.7kgであるものの、ホースとノズルを装着した使用時の重さでは4.2kgとなり、たった200gだけではありますが、この「CV-PF90」よりも軽くなっています。

さらに現行ラインアップでも紙パック掃除機の最上位モデルとなっている「CV-KP900G」は、本体の重さが2.3kg、使用時の重さでも3.8kgとさらに軽い製品となっています。

そして「CV-PF100」と「CV-KP900G」のどちらも、この「CV-PF90」よりもコンパクトな本体サイズとなっているのです。

最大の特徴であるはずの「小型・軽量」がそれほど特別なレベルではないということになると、この「CV-PF90」の立ち位置が微妙なものになってしまうのも仕方がないことでしょう。

しかし、この「CV-PF90」よりも軽くて小さい「CV-PF100」や「CV-KP900G」は、この「CV-PF90」の上位モデル=価格が高いモデルです。

発売から年月が経過したとはいえ、この上下関係は基本的に変わりません。

この「CV-PF90」と比べると「CV-PF100」は4,000~6,000円、「CV-KP900G」は14,000~16,000円程度も価格が高くなります。

上位モデルは紙パックの交換がしやすい構造になっていたり、床用ヘッドやフィルター構造がよりハイレベルなものになっていたり、運転音がもっと小さかったりしますが、この「CV-PF90」も吸引力の強い自走式のパワーブラシを備えた床用ヘッドとなっているだけでなく、床面の違いやノズルを動かすスピードに合わせて吸引力を自動調整する「ecoこれっきり」運転を備えているなど、単なる紙パック式掃除機よりは高機能なモデルとなっています。

特別な掃除機が欲しいわけじゃないけど、ただ安いだけの掃除機だとちょっと不安。

そんな消極的なニーズには、十分応えられる性能を備えた製品と言うことは出来るでしょう。

■CV-PF90のスペック

発売2019年2月
タイプ紙パック式
集じん容量1.3L
吸込仕事率約100~620W
消費電力約240~1170W
運転音約60~65dB
サイズ長さ351×幅236×高さ202mm
重さ(使用時)2.7(4.4)kg
付属品すき間用吸口・アタッチメント(別売吸口接続用)・紙パック(GP-110F)1枚

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