よく言えばシンプルではあるものの、取り立てて特徴の無い外観をしたロボット掃除機です。
ホワイト↓
Anker Eufy RoboVac 11S (ホワイト)
ブラック↓
Anker Eufy RoboVac 11S (ブラック)
この「RoboVac 11S」は、本体の両サイドにある2つのサイドブラシでゴミを集めて、本体中央の回転ブラシでゴミをかき込む構造となっています。
いわゆる「ロボット掃除機」と聞いて想像するものからかけ離れた機能はなく、最近、搭載されることが多くなって来た高度なマッピング能力や、水拭き機能などはありません。
また「Eufy」といえば、モバイルバッテリーで実績の高い「Anker」の家電ブランドですが、この「RoboVac 11S」に搭載されているバッテリーは、5~6時間の充電で90分の掃除が出来るという、ごく一般的な水準のバッテリーです。
つまり、それほど高性能な製品ではないということですが、なにしろ、この「RoboVac 11S」は、本体価格が2万円を下回るエントリークラスの製品です。シンプルな外観と同様に、搭載されている機能が基本的なものにとどまっているのは、当然のこととも言えるでしょう。
それでも、掃除が終われば自動で充電台に戻ることは出来ますし、曜日など細かな設定は出来ないものの予約運転も可能です。
とりあえずロボット掃除機を使ってみたい、というニーズには、ある程度こたえることが出来そうです。
また、この「RoboVac 11S」には、よく似たモデルとしてモデル名に「S」が付いていないだけの「RoboVac 11」というモデルも存在します。
本体の外観にパッと見では大きな違いはありませんが、実際はこの「RoboVac 11S」の方が外形、高さとも数ミリ小さくなっています。充電台の形状は大きく変更されており、この「RoboVac 11S」に付属するものの方が、余分なコードを収納できるようになっていたりして、よりコンパクトなものとなっています。
全体的なサイズが小さくなっているほか、この「RoboVac 11S」には、より吸引力が必要とされるカーペットなどでは自動でパワーアップする「Boost IQ」テクノロジーが採用されていたり、より分厚いカーペットが部屋にあっても対応出来たり、要するに少し高性能なモデルとなっています。
2016年発売の「RoboVac 11」に対し、この「RoboVac 11S」は2018年発売と、発売時期が約2年新しいことで、多少の改良が加えられたということなのかもしれません。出回っている製品の市場価格はほとんど変わらなかったりするので、比べれば、この「RoboVac 11S」の方がベターということになりそうです。もちろん、あくまでほぼ同レベルである「RoboVac 11」と比べた場合だけの話ではあるのですが。
■RoboVac 11Sのスペック
発売 | 2018年8月 |
サイズ | 幅約325×奥行325×高さ72mm |
重さ | - |
集じん容積 | 0.6L |
稼働時間 | 最大100分 |
稼働面積 | - |
充電時間 | 約5~6時間 |
バッテリー寿命 | - |
乗り越え可能な高さ | 約1.6cm |
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