日本の家庭向けに小さくなったダイソンのコードレス掃除機「Dyson V8 Slim」

冷静に見るとかなりド派手な本体カラーもすっかり見慣れた感があります。

付属品が充実している「V8 Slim Fluffy+」


Dyson V8 Slim Fluffy+ ニッケル/アイアン/レッド SV10KSLMCOM

最小限の付属品しかない「V8 Slim Fluffy」


Dyson V8 Slim Fluffy ニッケル/アイアン/レッド SV10KSLM

パッと見の外観はノーマルの「V8」とそれほど変わらないような感じがしますが、この「V8 Slim」はパイプがかなり短くなっており、ノーマルの「V8」と比べたときの本体全体の長さは、1227mm→1123mmへと10cm以上短くなっています。

それだと「V8 Slim」というより「V8 Short」なのでは?

という気もしますが、実はパイプの長さだけではなく、パイプの径も細くなっています。それもパイプの素材を薄くすることで、パイプの穴の径はそのままにパイプだけが細くなっているという上級テクです。

さらに、床用ヘッドも薄く、奥行も小さく、よりコンパクトなものに変更しています。そしてこちらもヘッドの幅はそのままになっているので、掃除の効率には影響が無いようになっています。

これらの工夫によって、この「V8 Slim」の重さはノーマルの「V8」と比べて、2.61kg→2.15kgへと450g以上軽くなっています。

これだけの工夫をしておきながら、驚いたことにこの「V8 Slim」は日本限定発売のモデルです。

世界のダイソンが日本のためにわざわざオリジナルモデルを開発してくれるなんて!スゴい!

しかし、なぜコンパクト&軽量モデルが日本向けなのでしょう。

ソレハ、ニッポンノイエ、トッテモセマクテ、オマケニ、ニッポンジン、ミンナチッチャクテ、チカラモナイカラデース

とダイソンさんが考えたのかどうかは分かりませんが、島国ニッポンにはコンパクトモデルがお似合いだというコンセプトが全くゼロということはないような気がします。

しかし。

大抵の場合、掃除機にとって軽さは正義です。

この「V8 Slim」の場合、ノーマル「V8」の性能はそのままに、軽量&コンパクト仕様となっているのでなおさらです。「V8 Slim」とノーマル「V8」のどちらも選べるとしたら、間違いなく「V8 Slim」の方を手に取るべきでしょう。

ただ。

ノーマル「V8」の発売から3年が経過して登場したこの「V8 Slim」ですが、その間にバッテリーも進化しており、ダイソンのコードレス掃除機の最新モデル「V11」では、約3.5時間の充電で最長60分の使用が可能となっています。

しかし、この「V8 Slim」はバッテリー性能についてもノーマル「V8」の能力をそのまま受け継いでいるので、使用時間は最長40分ながら、充電時間が約5時間掛かることになっています。

どうせならバッテリーも変更してくれれば、さらに使い勝手が向上したと思われるのですが、それはメーカー的にはあまりよろしくないことだったのでしょう。

■Dyson V8 Slimのスペック

発売2019年9月
集じん容量-
吸込み仕事率-
運転時間40分(モーター駆動ヘッド:30分)
充電時間5時間
運転音-
サイズ高さ210×奥行1123×幅250mm
重さ2.15kg
バッテリー寿命-
バッテリー価格-

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