すっきりとした円筒形が特徴の空気清浄機です。 今回は販売店様からのご厚意により、実際の製品を使用させて頂くことが出来ました。
Dreamegg 空気清浄機 【18月間保証付】CF-8011N
円筒形となっている本体周囲の360°全周から空気を取り込み、汚れを取り除いたキレイな空気を本体上方に吹き上げることが出来ます。煙突のような形状をしていることで、部屋の空気を循環させやすい構造になっているというわけです。
ただ、空気の循環と言っても、この「CF-8011N」はものすごくパワフルな空気清浄機というわけではありません。
最大風量は119㎥/時となっており、毎分に直すと2㎥弱となります。人気の「プラズマクラスター」を搭載しているシャープの空気清浄機ラインアップの中で最もパワーの弱いモデルである「FU-L30」の最大風量が3.0㎥/分なので、それよりもやや弱い風量ということになります。適用畳数自体は12畳あるので、まったくもって非力というわけではありませんが、室内の空気の循環を意識する場合は、なるべく狭い空間で使用した方が効率が良いでしょう。
どちらかと言うと、この「CF-8011N」はパワーよりも手軽に使えることを特徴とする製品なのです。
まず本体が小さめです。
本体は高さ330mm、直径は200mmとサイズ自体もコンパクトですが、重量も2.36kgしかありません。前述のシャープ「FU-L30」は、高さ463mm×幅400mm×奥行182mmとなっており、この「CF-8011N」と比べるとひと回り以上大きく、重さも4.0kgなので1.7倍近くになります。
この「CF-8011N」は、本体が軽いので運びやすく、本体がコンパクトなため狭い空間に置いても邪魔になりにくいという長所があります。向きを問わない円筒形の形状も設置に制約の少ない形と言えます。
そして、空気清浄機の肝となるフィルターの交換が簡単です。
本体の底面にこれ以上ないほど分かりやすいハンドルが付いており、これをクルクル回すと簡単に本体の底面を外すことが出来ます。するともうそこにフィルターが入っています。フィルター交換に手間取ることはほとんど無いでしょう。
もともと、この「CF-8011N」は、アマゾンの空気清浄機ランキングで長らく上位にランクインしていた同系列の空気清浄機「CF-8010」の後継モデルとなります。外観や形状は従来モデル「CF-8010」を踏襲していますが、フィルターが強化されていて、従来モデル「CF-8010」のフィルター構造が「プレフィルター+脱臭フィルター+HEPAフィルター」の3層構造となっていたものが、この「CF-8011N」では「プレフィルター+除菌フィルター+脱臭フィルター+HEPAフィルター」の4層構造となっています。
要するに「除菌フィルター」が追加されたわけですが、「除菌フィルター」の効果としては「菌やウイルスの繁殖を抑制する」ことが見込まれており、衛生面が問われることの多い最近の状況を考えると、これはなかなかタイムリーなバージョンアップと言えるでしょう。使用環境にもよりますが、累積4320時間(目安)の使用でフィルター交換のサインが点灯することになっています。4320時間=約半年なので、このサイズの空気清浄機としてはまずまず順当なところなのではないでしょうか。
また、この「CF-8011N」の機能そのものはシンプルですが、「弱」「中」「強」「ターボ」の4段階の風量切り替えに加えて、運転音やライトを調節する「睡眠モード」、空気に動きをつけるために間欠運転を行う「花粉モード」など、運転モードがなかなか豊富となっています。さらに2・4・8時間のオフタイマーや、チャイルドロック機能も付いています。
この「CF-8011N」の消費電力は最大でも28Wとそれほど高くないので、たとえ24時間稼働させても電気代の目安は約18円程度と、それほど莫大な電気を使うわけではありませんが、就寝の際に枕元で使ったりすることを考えると、運転モードやタイマーを選択することが出来ることは、確かに悪いことではありません。運転モードを選択する操作パネルもフラットとなっていて、円筒形の外観と合わせて全体的にスッキリしたイメージとなっています。
この「CF-8011N」は、これでもかと言わんばかりの存在感とパワーを発揮する空気清浄機ではありませんが、さりげなく空気をキレイにしてくれて、メンテナンスも含めて手軽に使えるという点で使い勝手に優れたモデルと言うことが出来るでしょう。
■CF-8011Nのスペック
発売 | 2020年9月 |
サイズ | 高さ330×直径200mm |
重さ | 2.36kg |
適用畳数 | 12畳 |
風量 | 最大1.98㎥/分 |
運転音 | 最小25dB |
消費電力 | 最大28W |
センサー | - |
交換品 | フィルター |
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