シンプルな外観ながら、侮れないパワーを持つ衣類乾燥除湿機です。
エレガントブルー↓
アーバンブラウン↓
この「CD-H1818」は、1日あたりの除湿量が50Hzで16リットル、60Hzで18リットルというかなりパワフルな製品です。また、そのパワーに見合った4.5リットルの大型タンクを搭載しています。
基本はコンプレッサー式の除湿機ですが、低温時にはヒーターを使用することで除湿力を維持することができます。目標とする湿度も、50%から70%の間で、5%刻みに設定が可能です。そしてパワフルながら、消費電力は最大でも580W/610W(50Hz/60Hz)とそこそこに抑えられています。
衣類の乾燥時間の目安が明示されていないのは、衣類の高速乾燥を特別得意とするモデルではないという自信の無さが表れてしまっているのかもしれませんが、何しろパワーがあるので、狭い部屋で稼働させればそれなりの時間で衣類を乾かしてくれることでしょう。
家庭で使用する衣類乾燥除湿機として、堅実な性能を持っているこの「CD-H1818」に対して特に大きな不満を抱くことはあまりないでしょう。あるとすれば、パワーに応じて本体もそれなりのサイズとなっているので、使わないときには邪魔ということくらいかもしれません。
ただ。
この「CD-H1818」は、昨年モデル「CD-H1817」と完全に同じ製品です。
もしかすると微細なレベルで違うところがあるかもしれませんが、メーカー自身がこの「CD-H1818」と昨年モデル「CD-H1817」を同等品として扱っているくらいなので、その違いを見つける作業は困難なものになるでしょう。
そしてさらに、この「CD-H1818」を昨年モデル「CD-H1817」のさらに前年のモデルである「CD-H1816」と比べてみても、機能の一部に違いはあるものの、スペック自体はほとんど変わりません。そして、そのまた前のモデル(CD−H1815)、そしてさらにそのまた前のモデル(CD−H1814)と比べていっても、この製品は基本的には変わっていません。
まあ、以前のモデルと変わらないからといって、この「CD-H1818」が使えない製品ということにはもちろんならず、むしろこのシリーズの完成度がそれだけ高いと評価することも出来るかもしれません。ただ、この「CD-H1818」の購入しようとする場合は、価格の安い旧モデルが無いかどうかはチェックした方が良いでしょう。
そして一見不動に思えるこのシリーズも、2012年発売の「CD-H1812」までさかのぼれば、大幅にデザインが変更されているので、このシリーズも永久に不滅ということはありません。おそらく、メーカーがこのシリーズのコピーをいつまで続けられるかは、強力なライバル製品が登場するかどうかに大きく左右されるのでしょう。
■CD-H1818のスペック
タイプ | コンプレッサー式 |
除湿能力(1日) | 16/18リットル(50/60Hz) |
衣類乾燥時間 | - |
消費電力 | 280/310W※最大580/610W(50/60Hz) |
除湿面積(木造) | 20/23畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 31/35畳(50/60Hz) |
運転モードの種類 | 衣類乾燥(4種)・除湿(6種) |
搭載センサー | 温度・湿度 |
排水タンク容量 | 約4.5リットル |
サイズ | 幅365×奥行202×高さ570mm |
重さ | 12.5kg |
運転音 | 50dB(衣類乾燥) |
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