パナソニックの標準的な紙パック式掃除機です。床用のヘッドはモーター付きの「パワーノズル」で、パナソニック製掃除機の特徴でもある「親子のノズル」機能も搭載されていて、特別高性能を感じさせる機能はありませんが、まあ無難感のあるモデルとなっています。
パナソニック 紙パック式掃除機 MC-PJ20G-Nシャンパンゴールド
パナソニックの現行モデルには6つの紙パック式掃除機がラインアップされていますが、そのうちの1つは肩掛け式タイプなので、通常のキャニスタータイプということになると実質的には5モデルとなります。
最上位モデルは軽くて高機能な「Jコンセプト」シリーズの「MC-JP840K」で、その特徴である軽さはもちろんのこと、付属ノズルや本体デザインも独自のものとなっており、他とは一線を画したモデルとなっています。
また通常タイプの紙パック式掃除機として実質的な最下位モデルである「MC-PB6A」は、絶対的に価格を優先したい時に急浮上してくるタイプの製品なので、この「MC-PJ20G」にとっては直接のライバルにはならないでしょう。
なので、この「MC-PJ20G」を入手しようとする際には、最上位モデルと最下位モデルを除いた真ん中の3モデルが有力な検討候補になると思われます。
実際のところ「MC-PJ210G」、この「MC-PJ20G」、そして「MC-PJ20A」の3モデルは、本体のサイズが同じで、カラーリングは違いますが基本的な外観デザインは共通となっています。
と言ってもこの3モデルの中で一番下となる「MC-PJ20A」については他の2モデルとは異なり、床用ヘッドがモーターの無い「エアロノズル」だったり、細かな場所を掃除する際にブラシを付け替える手間が少ない「親子のノズル」仕様ではなかったりと、割と大きくランクダウンした仕様となっているので、現実的には「MC-PJ210G」と「MC-PJ20G」のどちらにするのかというのが、主要な選択肢となりそうです。
「MC-PJ210G」と「MC-PJ20G」の大きな違いは、細かなゴミを検知するセンサー、そしてLEDライトを搭載しているかどうかです。
もちろん上位モデルである「MC-PJ210G」が搭載している方で、下位モデルとなる「MC-PJ20G」はどちらも搭載していません。また、排気のフィルターについてもこの「MC-PJ20G」の方がランクダウンしたものを使用しています。
ゴミを吸い込む能力は変わらないものの、便利に気持ち良く掃除が出来るのは、当然のことながら上位モデルの「MC-PJ210G」の方ということのようです。
ただ、「MC-PJ210G」の実勢価格は45,000円前後、「MC-PJ20G」は33,000円前後となっていて、この2つのモデルには、なかなか大きな価格差がついています。
センサーとLEDライトに1万円前後の価値を感じる場合は、もちろん上位モデル「MC-PJ210G」を選んだ方が良いでしょう。しかし、下位モデルであるこの「MC-PJ20G」にしても特に安いモデルということもないので、似たようなモデルと比べた時に機能面を我慢しなければならないのはちょっと悩ましいところかもしれません。どうしてもこのモデルでなければならない!というような特別な機能も無いので、メーカーへの信頼感が大きなポイントとなりそうです。
■MC-PJ20Gのスペック
発売 | 2021年2月 |
タイプ | 紙パック式 |
集じん容量 | 1.3L |
吸込仕事率 | 約60~600W |
消費電力 | 約200~1150W |
運転音 | 約60dB~65dB |
サイズ | 幅242×奥行348×高さ194mm |
重さ(本体) | 2.7kg |
重さ(標準) | 4.3kg |
付属品 | 2WAYノズル、紙パック(AMC-S5) |
コメント