布団乾燥機市場の中で、もはや本流になったといっても過言ではない存在感を感じさせるのが、アイリスオーヤマの簡易タイプ布団乾燥機「カラリエ」です。
アイリスオーヤマ ふとん乾燥機 ハイパワーシングルノズル (まくら乾燥袋 アロマケース付き) KFK-301
この「KFK-301」は「カラリエ」のハイパワータイプとして、登場したモデルとなります。
何をもってハイパワーなのかと言えば、ズバリ消費電力が高くなっています。
それも少しのアップではありません。
「カラリエ」シリーズのノーマルモデル(たぶん)である「FK-C3」の消費電力が最大560Wであるのに対し、この「KFK-301」の消費電力は、なんと最大900Wに達します。2本のノズルを持つ二刀流「カラリエ」の「FK-W1」でさえ、消費電力は最大760Wだというのに、それを軽く上回って来るのです。
これは確かに「ハイパワー」です。
単に電気を無駄遣いしているのであれば恐ろしいことになりますが、幸いなことにそうではなさそうです。
その理由は運転モードです。
この「KFK-301」には、他の「カラリエ」シリーズと同じく、「あたため」「冬」「夏」「ダニ」という4つの運転モードが備わっていますが、それぞれに「ターボ」モードを選択することが出来るようになっています。
「ターボ」モードにすると、風量がアップして乾燥時間が大幅に短縮されます。
通常20分の「あたため」が5分に、通常60分の「冬」が30分に、通常60分+送風20分の「夏」は30分+送風20分に、そして通常100分の「ダニ」が80分へと、大幅なスピードアップを実現しているのです。
残念ながら、どのモードでどのくらいの消費電力が見込まれているのかについての説明は現時点ではないようですが、最大900Wという消費電力が、ターボモードの際の数値であることは間違いないでしょう。なので、多少電気代が掛かっても良いから急いでふとんを乾燥させたい!という場合にのみ「ターボ」モードを使うことにすれば、やたらと電気を使いまくるということはなさそうです。高性能のDCブラシレスモーターを搭載しているということなので、そのあたりの出力コントロールには期待したいところです。
パワフルな「ターボ」モードを搭載していることが、この「KFK-301」の最大の特徴ですが、他にも実際にふとんに入るときまでふとんを温めておける最長2時間の「保温設定モード」があったり、専用の「まくら乾燥袋」が付いていたりして、パワーだけでなく、機能や付属品についてもこれまでの「カラリエ」よりも充実しています。
もちろん、本体のホースを伸ばして、ふとんに差し込んで、スイッチを入れれば、暖めスタート!という準備の簡単さはこれまでの「カラリエ」シリーズと変わりません。安全な温度を保つ「温度センサー」、温度が上がり過ぎた時に運転を停止する「サーモスタット」や「温度ヒューズ」など、安全機構にも抜かりはありません。
結局のところ、ライバルとなるのは別の「カラリエ」モデルとなりそうな、手堅いモデルと言えるでしょう。
■KFK-301のスペック
発売 | 2020年4月 |
サイズ | 幅168×奥行150×高さ380mm |
重さ | 約1.8kg |
消費電力 | 900W |
乾燥時間(冬) | 60分 |
乾燥時間(ダニ) | 100分 |
付属品 | くつ乾燥アタッチメント・まくら乾燥袋・アロマケース |
コメント