ちょっと小洒落たシャンパンゴールド色の波型のボディが単なる低価格モデルではないことを主張しています。
パナソニック 紙パック式掃除機 MC-PK21G-N シャンパンゴールド
実際、この「MC-PK21G」は、パナソニックの紙パック式掃除機のラインアップの中でも、高級志向な「Jコンセプトモデル」である「MC-JP830K」や、機能面ではそれほど見劣りしないNO.2モデル「MC-PA120G」に続く第3の存在となっていて、下位モデルというわけではありません。
ただ、特別高機能なモデルでもありません。
床用ヘッドは自走能力のある「小型軽量パワーノズル」となっているほか、床用ブラシから簡単にノズルを外して、すき間や手元を掃除しやすい「親子のノズル」機能に加えて、フローリングの拭き掃除効果が見込めたり、壁際のゴミを吸い込みやすかったり、浮遊ゴミの吸引が出来るなど、なかなか優れたものとなっていますが、上位モデルにあるようなゴミを感知するセンサーは搭載していなかったり、ノズルの先のLEDライトなどはありません。
本体の重さは2.7kg、ノズルなどを装着して掃除が出来る状態での重さは4.3kgとなっていて、重量級でこそないものの、これより軽いモデルは他にもたくさんあります。吸込仕事率は最大600Wとそれなりの高さとなっていますが、パワーでゴミをねじふせていくタイプの紙パック式の掃除機としては必要な数値とも言えるレベルです。運転音も最大65dBと静かとは言えず、付属ノズルも「2WAYノズル」1つだけです。
ただ、この「MC-PK21G」よりも下位のモデルとなると、床用ノズルが自走能力のある「パワーノズル」から、空気の流れと摩擦力で回転するだけの「エアロノズル」へとランクダウンしてしまい、「親子のノズル」や「アイドリングストップ」もカットされるなど、機能面ではっきりと見劣りすることになります。
特別良い掃除機が欲しいわけじゃないけど、そこそこ使える感はある掃除機が良いかなという、何となく中流っぽくて無難なモデルを求める、薄く広いニーズを満たすのが、この「MC-PK21G」ということなのです。
ザ・無難モデルとも言うべきこのモデルは、基本コンセプトがあまり変わっていないので、旧モデルである「MC-PK20G」からも基本的な仕様は変わっていません。ただ、本体サイズや重さがわずかに変わっていたり、子ノズルの形状が微妙に変更されていたりするので、メーカーも単に旧モデルをコピーして新モデルとして投入しているわけではないようです。
■MC-PK21Gのスペック
発売 | 2020年2月 |
タイプ | 紙パック式 |
集じん容量 | 1.3L |
吸込仕事率 | 約60~600W |
消費電力 | 約200~1150W |
運転音 | 約60~65dB |
サイズ | 幅243×奥行348×高さ196mm |
重さ(本体) | 2.7kg |
重さ(標準) | 4.3kg |
付属品 | 2WAYノズル |
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