デザインより機能性を重視していることが伝わってくるような、質実剛健な外観をしています。
CORONA 衣類乾燥除湿機 除湿量6.3L(木造7畳・鉄筋14畳まで) CD-P63A(W)ホワイト
暖房器具で有名なコロナですが、コンプレッサー式の除湿機でも一定の勢力を維持しています。
この「CD-P63A」は、コロナのホームページの除湿機ラインアップには存在しませんが、「ホームセンター向け商品」とされる「Pシリーズ」のモデルとなります。
このモデルは近年、型番変更だけのモデルチェンジが続いており、現行モデルは「CD-P6320」となります。「CD-P63A」と、この「CD-P6320」の間に仕様上の違いは無く、実質的には同じ製品です。型番の違いは販路の違いのようですが、詳しい理由は明らかにされていません。「A」は「Amazon」の「A」というウワサもありますが、「楽天」でも販売されているので、ウワサに過ぎないのか、もっと深い意味があるのか、ともかく使う側にはあまり意味は無い、何かしらの理由がメーカーにはあるということなのでしょう。
型番違いモデルも存在するなど、特別扱い気味なこの「CD-P63A」ですが、ラインアップ上では単刀直入に、シンプル=低価格モデルとなります。
1日あたり5.6/6.3リットル(50/60Hz)という除湿能力は、衣類乾燥を兼ねるモデルとしては決してパワフルな部類ではありません。
そして、細かな運転調整を可能とするようなセンサー類や、運転モードも備えていません。風を吹き出すルーバーにもスイング機能は無く、手動で調整するだけの小さなタイプのものとなっています。機能的に言及するべきものがあるとすれば、切タイマーが付いていることと、保管時にカビの繁殖などを抑える内部乾燥機能が備わっているくらいで、特別なものはありません。
しかし、シンプルな製品だからこそ、色々な設定をせずとも使うことが出来るということは言えるでしょう。そしてシンプルであることによって、上位モデルと比べて本体価格がだいぶ抑えられたものとなっていることは、この「CD-P63A」にとって何よりも重要なポイントです。
ただ、コロナの除湿機ラインアップには、同じ除湿力を備えたモデルとして、この「CD-P63A」よりもスリムな外観を備えた「Sシリーズ」の製品、「CD-S6320」も存在します。この2つのモデルはそれほど価格差がありませんが、「CD-S6320」は、スリムになっている分、搭載している水タンクが500ml小さくなっています。ただ、「CD-S6320」は湿度センサーに基づく自動運転や、自動でスイングするルーバーを備えていたりするので、タンクの大きさ=1回で除湿できる量よりも、スリムな本体や、機能が豊富なモデルの方が良い場合は、「CD-S6320」の方が有利となる可能性がありそうです。
■CD-P63Aのスペック
発売 | 2017年8月 |
タイプ | コンプレッサー式 |
除湿能力(1日) | 5.6/6.3リットル(50/60Hz) |
衣類乾燥時間 | 約130分(2kg相当) |
消費電力 | 175/185W(50/60Hz) |
除湿面積(木造) | 7/8畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 11/12畳(50/60Hz) |
運転モードの種類 | 衣類乾燥・除湿・送風 |
搭載センサー | - |
タンク容量 | 3.5リットル |
サイズ | 高さ515×幅220×奥行330mm |
重さ | 7.9kg |
運転音 | - |
送風 | 上下110°(手動) |
交換品 | エアフィルター |
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