もはやシンプルにすら見えるダイソンの涼風対応ファンヒーター「AM09」

見た目に驚くことも無くなったダイソンの羽根の無い扇風機シリーズです。

ブラック/ニッケル↓

ダイソンAM09ファンヒーター ブラック/ニッケル

ファンヒーターという触れ込みのこの「AM09」ですが、ヒーターを使用しない「涼風モード」もあるので、夏には扇風機（羽根はありませんが）として、つまり年間を通して使用することが可能となっています。

単にファンヒーターとして温風を吹き出すだけではなく、温度を設定して目標温度に達すると自動で電源がオフになります。 また、ピンポイントか、ワイドかで送風範囲を選択できる機能もあり、これについては温風、涼風どちらでも切り替えることが可能となっています。

さすがに見慣れた感はあるとはいえ、羽根の無いデザインのオリジナル感もいまだに健在と言って良いでしょう。

他の羽根の無い扇風機シリーズと同じく、扇風機としてもファンヒーターとしても、単純なパワーの点では物足りないところもありますが、家に置いておいて困る製品では全くありません。

ただ。

この「AM09」は2014年発売のモデルだということは確認しておく必要があるでしょう。丸々5年以上前となります。

その間、ダイソンの空調関連の製品は増え続け、いまや羽根の無い扇風機シリーズにおいては、空気清浄機能が搭載されているモデルがメインとなっています。現行の最上位モデル「dyson pure hot+cool（HP04）」は、温風+涼風+空気清浄機能に加えて、アプリを通じた遠隔操作や室内の空気環境の確認も可能という先進モデルとなっています。

新しい何かを求めて、この「AM09」を購入するような場合は、少し時間を置いて考えてからの方が良いでしょう。

しかし、発売から5年以上が経過したことで、発売当時6万円を超えていた本体価格は、現在その半値に近い金額まで下がって来ています。全てを承知の上で、この「AM09」を選択するという場合は、もはやそれを止める理由は何もないでしょう。

■AM09のスペック