ただのRULO(ルーロ)ではありません。RULO mini(ミニ)です。
パナソニック ロボット掃除機 RULO(ルーロ) ホワイト MC-RSC10-W
ノーマルのルーロと比べると、だいぶ外観のデザインも違っていますが、ともかく最大の違いはそのサイズです。
ノーマルのルーロ(MC-RS810)のサイズが幅330×奥行325mmなのに対し、このルーロmini(MC-RSC10)のサイズは幅249×奥行249mmと、表面積で40%近くも小さくなっています。パッと見でもひと回り以上小さくなっている印象です。
メーカーは、このルーロmini「MC-RSC10」について「充実の機能はそのままに、ルーロを小型化」したのだと言います。
機能はそのまま、サイズはコンパクト。
そう聞くと、かなりグッドな印象となる感じがしますが、はたしてそうなのでしょうか?
そもそも、ロボット掃除機のサイズは小さい方が良いのでしょうか?
メーカーは「小さいボディで小回りが利くから、狭い場所もしっかりお掃除」出来るというアピールをしています。
小さい方が小回りが利く。まあ、これは事実でしょう。しかし、もしメーカーが、ロボット掃除機は小さい方が良いと本当に考えているなら、ルーロの他のモデルも小さいサイズであってもおかしくはありません、というかそうすべきでしょう。
が、そうはなっていません。
また「機能はそのまま」と言いつつ、実際はこの「MC-RSC10」の機能は、ルーロの他のモデルよりも見劣りするものになっています。
まず、動きを制御するセンサーから「レーザーセンサー」がカットされ、搭載しているセンサーの種類が3→2種類へと減っています。また、ゴミをかきこむサイドブラシの数も2→1へと減っています。他のモデルにあるアプリを通じた遠隔操作機能もカットされています。
これは、、、
要するに普通に低価格モデルだよね。
と理解しても、特に問題は無さそうです。実際、本体価格もルーロのラインアップの中で最も安いモデルとなっています。
では、どうしてわざわざこの「MC-RSC10」のサイズを小さくしたのでしょうか?
「やっぱり低価格モデルは絶対に必要だよね」
「けど、単に機能を減らしただけだと、アピールは出来ないよね」
「なら、どうせ機能も減ってるんだし、本体も小さくしちゃおうか?」
「ルーロmini!いいね!」
みたいな感じかもしれないというのは憶測です。
この「ルーロmini(MC-RSC10)」は、ゴミを感知するセンサーが付いていたり、最長80分稼働出来たり、ゴミを圧縮してダストボックスに入れられたり、そのダストボックス回りは水洗いが出来たりと、別に使い勝手の悪いロボット掃除機ではありません。
ただ、どんな経緯にせよ、その小ささに大きな意味は無いという可能性はかなり高そうです。
■ルーロmini(MC-RSC10)のスペック
発売 | 2019年2月 |
サイズ | 幅249×奥行249×高さ92mm |
重さ | 2.0kg |
集じん容積 | 0.15リットル |
稼働時間 | 最大約80分 |
稼働面積 | 最大約20畳 |
充電時間 | 約3時間 |
バッテリー寿命 | 充放電約1,100回 |
乗り越え可能な高さ | 2cm |
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