軽いけど、新しさはない東芝の掃除機。トルネオミニ「VC-C7」

「とにかく軽い!」という触れ込みのサイクロン掃除機です。


東芝 サイクロン式クリーナー TORNEO mini (トルネオ ミニ) VC-C7-Rグランレッド

本体自体の質量は2.2kg、ホースやヘッドを装着した標準質量で3.6kgとなっており、この世で一番軽い掃除機ではありませんが、確かに軽めのモデルとなっています。

なおかつ、吸引力を99%以上持続するという「デュアルトルネードシステム」によって、パワフルでありながら、吸い込んだゴミを圧縮することでお手入れもしやすいという、それなりに実用性の高そうなサイクロン構造をしています。

しかし「デュアルトルネードシステム」は、大々的なネーミングの割にはあまり性能が高いサイクロンではありません。サイクロン機構の中には、しっかりとフィルターとチリ落とし機構が組み込まれていて、ある程度のゴミをダストボックスに入れつつ、細かなゴミはお手入れで何とかしようというお手入れ重視型のサイクロンです。

なので、単純に性能の高いモデルが良い!という場合は、上位シリーズのトルネオV「VC-SG900X」などの方が有力な候補となるでしょう。

この「VC-C7」は「軽さ」がウリとは言いつつ、上位シリーズのトルネオVと比べて100gしか重さが変わらなかったりするので、「軽さ」を追求したというより、お値段的なものを重視した普通の下位シリーズと考えた方が良いでしょう。

さらに、この「VC-C7」は旧モデルとなる「VC-C6」と基本的に同じ仕様となっています。

サイズや消費電力といった仕様はもちろん、デザインも付属品も同じで、もしかすると製品として全く同じという可能性すらありそうです。

もちろん、旧モデルと全く同じ製品だったとしても、別に問題は無く、自走式のヘッドや、狭いところと手元の掃除がしやすい「2WAYブラシ」も備えていて、使い勝手は別に悪くなさそうです。

ただ、旧モデル「VC-C6」の発売は3年近く前となる2016年で、2019年2月発売であるこの「VC-C7」も、実質的にはそこから進歩していないということを考えると、何もこの「VC-C7」を積極的に選択する必要はないのかな、、、と思ってしまっても仕方ないところはあるかもしれません。

■VC-C7のスペック

発売2019年2月
タイプサイクロン式
集じん容量0.25リットル
吸込仕事率約20〜290W
消費電力約120〜850W
運転音約58〜63dB
サイズ幅220×奥行295×高さ255mm
重さ(使用時標準)2.2kg(3.6kg)
付属品すき間ノズル、お手入れブラシ

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