手堅く作られたコンパクトな掃除機。東芝「VC-C6」

ボディカラーは「グランレッド」の1色のみです。



東芝の家電部門は中国の美的グループとなってから2年近くが経ちました。東芝のサイクロン掃除機の代名詞であった「トルネオ」シリーズは今のところ健在ですが、しばらくモデルチェンジがされておらず、今後の展開は不透明です。

この「VC-C6」は、トルネオシリーズの中でも小型&軽量をウリとする「トルネオミニ」となります。

本体自体の重さは2.2kg、ヘッドなどを装着した使用するときの重さでも3.6kgとなっていて、世間に出回っているコード付きの掃除機の中で1番軽いという訳ではないですが、十分軽量と言えるでしょう。

ただ、この「VC-C6」は、機能面についてもしっかりカットされています。

東芝のサイクロン掃除機の最上位モデル「VC-MG920」と比べると、サイクロン掃除機の根幹となるサイクロン機構が簡易版となっているのはもちろん、排気のフィルターもランクダウンしているため、最上位モデル「VC-MG920」が0.3μm以上のゴミを約99.999%キャッチするとされているのに対し、この「VC-C6」は0.5μm以上のゴミを約99%キャッチするとされるに留まっています。メインの床用ブラシについても、最上位モデル「VC-MG920」のように吸引力を上げる機能や、床の菌を除菌したりする効果はありません。またゴミセンサーも付いていません。

それでも一応、自走式の回転ブラシが付いているのでフローリングだけでなく、カーペットの掃除にも使うことが出来ます。また、延長管の先と根元にの2カ所ににブラシが付いているので、細い隙間と手元の両方を素早く掃除することが出来ます。

正直なところ、軽いということだけが特徴と言ってしまって良いモデルだと思いますが、特別便利な掃除機が欲しいということでなければ、普通に使うことの出来る掃除機と言えるでしょう。ただ、簡易タイプの掃除機にしては、少し価格が高めということが気になるところかもしれません。

■VC-C6のスペック

タイプサイクロン式
集じん容量0.25L
吸込仕事率約20~290W
消費電力約120~850W
運転音58~63dB
サイズ幅220×奥行295×高さ255mm
重さ(使用時標準)2.2kg(3.6kg)

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