新興メーカー、カドーの国産型セレブ空気清浄機「AP-C700」

カドー AP-C700



Cado(カドー)空気清浄機 AP-C700 シルバー

いきなりナンバーワン宣言

カドー(旧エクレア)は国内大手メーカー出身者によって2011年に設立された新興企業です。

しかし、そのキャッチコピーは刺激的です。

「世界NO.1の美しい空気」!

ドーン!!

来ましたナンバーワン宣言。

しかも、「世界一」です。

ただ、、、。

そう、この空気清浄機市場には、泣く子も黙るセレブ清浄機、ブルーエアが君臨しています。

こんな宣言をしてしまって、大丈夫なのでしょうか?

もちろん、大丈夫なのです。

ブルーエアが、ガラパゴスな日本製品を駆逐するために振りかざしているのが「世界基準」CADR(クリーンエア供給率)です。このCADRの全項目で最高値を獲得しているというのが、ブルーエア(650E)の能力の証となっています。

しかし、なんと!

この「AP-C700」は日本メーカー製品として初めて、CADRの全項目で最高値をたたき出しているのです!

うおー!

相手の土俵で真っ向勝負するという姿勢はメジャーリーグで活躍する日本人選手の姿とダブります。

ただ、「ブルーエア650E」と「AP-C700」はどちらもCADR最高値なので、正確には同率の世界ナンバーワンということになりそうです。

それでも、これまでの国内製品はスペック上ではグウの音も出ないほどの差を付けられていたことを考えると、これはなかなかの快挙と言えるのではないでしょうか。

実際、この「AP-C700」の清浄能力は相当なレベルに達しています。

フィルターは、活性炭&光触媒フィルター、HEPAフィルター、活性炭フィルターの三層構造となっていて、わずか0.09μmの粒子をも捕らえることが出来ると言うのです。

しかも、一層目の光触媒フィルターはその名の通り、光触媒による清浄能力の再生機能を備えています。これはブルーエアの空気清浄機にはありません。

最大風量は12.8/15.3㎥(50/60Hz)。

驚異の大風量を誇るブルーエア650Eと肩を並べるパワーです。

要チェックな高コスト仕様

海外勢に立ち向かう国産の「世界一」製品!

もう、空気清浄機はこれで決まり!

とは、残念ながらなりません、、、。

この「AP-C700」、とんでもない能力を持っているのは確かなのですが、うかつに見過ごせない一面も持っています。

まず、最大風量時の消費電力は170Wとなかなか大きいです。

まあ、風量並みと言えばそうなのですが、通常の空気清浄機の消費電力とは1ケタ違います。

そして、最大のポイントが交換フィルターの価格です。

そのお値段、20,800円。

うひゃー!

小型の空気清浄機を1台購入出来る金額です。

しかも、フィルターの交換頻度は1年です。

、、、。

毎年、20,800円。

あの、、、光触媒による再生は?

と恐る恐る情報を集めてみると、、、

なんと!

光触媒のチカラによって、寿命がようやく1年くらいに伸びたのだそうです!

これで精一杯なのです。

どれだけ高性能なフィルターなのか!
いや、どれだけ光触媒のチカラが弱いのか!

とちょっと文句を言いたくもなります。

そして、ちなみにライバル、「ブルーエア650E」のフィルター価格は半年交換で10,500円。

つまり1年で21,000円。

あれ?

、、、似ている。

20,800円と21,000円。

わずか200円の違いです。

そして、決して忘れてはいけない&忘れることは出来ないのが、本体価格です。

、、、。

この「AP-C700」は、なんと、、、

128,000円!

うひゃー!!!

驚いたことに、ブルーエア「650E」の119,700円を上回って来ました!

これではっきりしました。

この「AP-C700」は「ブルーエア650E」と同じコストを掛けて、「ブルーエア650E」と同じ能力を備えるという狙いをもって開発されたのです(たぶん)。

カネで空気をキレイにする。

必殺、ブルーエア返し!

とはたしてなるのかどうか。

この「AP-C700」は、注目の国産型ブルーエアということになりそうです。

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