neato(ネイト)のロボット掃除機はルンバのような円形ではなく、D型形状が特徴です。D型は円形よりも壁際に近づけることと、前面にワイドなブラシを搭載出来るというメリットがあります。また、レーザー技術を利用したナビゲーションシステムもネイトのロボット掃除機の大きな特徴となっており、部屋のレイアウトを把握しながら効率良く部屋を掃除することが出来ます。
BOTVAC CONNECTEDシリーズ
ネイトのロボット掃除機の上位シリーズ「CONNECTEDシリーズ」はWi-Fiに対応しており、専用アプリ「Neatoknows」との連携することで「Botvac」をスタートさせたり、予約、メッセージを受け取ることができます。またバッテリーがニッケル水素→リチウムイオンにランクアップしています。
Botvac Connected
2016年11月発売モデル。価格目安:100,000円くらい。
最高のナビゲーション搭載のWi-Fi対応ロボット掃除機
この最上位モデルは専用アプリが強化されていて、新機能「カバレッジマップ」を利用して「Botvac Connected」が認識している部屋の形状と掃除した場所を確認することが出来ます。
運転モードも強力なターボモードと、静かなエコモードの切り替えが可能です。ブラシもカーペット向きの「二重らせんコンボブラシ」と、ホコリやチリを徹底的に掃除する「スパイラルブレードブラシ」とを交換出来るので、色々融通が利きそうですが、いちいち選択するのが面倒くさそうという感じがしないでもありません。
一回の充電で清掃可能な面積は最大465㎡とされており、畳に換算すると280畳という広大なスペースを清掃することが出来ます。時間にするとターボで90分、エコで120分ということらしいですが、途中でバッテリーが不足した場合は自動で充電台に戻り、充電後に中断箇所から再開する機能も付いているので、この「Botvac Connected」を使用しても掃除が終わらなかったという場合は、本体が故障しているか、部屋の構造に問題があるかのどちらかだと思われます。どちらでも無いという場合は、ご自宅はお手伝いさんを雇った方が良いレベルの大豪邸だと認定されたと考えても良いでしょう。
しかし、掃除面積は十分なのですが、この「Botvac Connected」のその他の性能については不明な部分が多いです。「超大容量ダストボックス」と「超高性能フィルター」、「大容量リチウムイオンバッテリー」を搭載しているらしいですが、あまり詳しい説明はありません。そもそも掃除能力についてはあまりアピールされておらず、ひょっとするとそれほど重きを置いていないのかもしれません。また、掃除中にロボット掃除機が侵入出来ないエリアを作ることは出来ますが、ルンバなどに見られるセンサー式でなく、磁気テープを床に設置する方式となっています。
週7日設定できるスケジュール機能や、前述のアプリ連携機能など使い勝手に優れたところもありそうですが、海外製品感が強く、日本人向けにカスタマイズされている感じはあまりありません。むしろその方が良いよ!という舶来志向の人向けのロボット掃除機と言えるのかもしれません。
Botvac D5 Connected
2017年2月発売モデル。価格目安:80,000円くらい。
高性能、精密なLaserSmartナビゲーション搭載のWi-Fi対応ロボット掃除機。
最上位の「Botvac Connected」と比べると、エコとターボの運転切り替えがなくなり、ブラシも「二重らせんコンボブラシ」だけとなっています。専用アプリでも「部屋のレイアウトと掃除エリアを確認する「カバレッジマップ」の機能に対応しなくなっています。
Botvac D3 Connected
2017年2月発売モデル。価格目安:54,000円くらい。
毎日の清掃に最適なLaserSmartナビゲーション搭載のWi-Fi対応ロボット掃除機
「BOTVAC CONNECTEDシリーズ」の普及版という位置付けらしく、フィルターやバッテリーがランクダウンしているのはともかく、思い切ってサイドブラシも省略してしまったというかなり大胆なモデルです。アプリとの連携機能もさらに簡略化され、出来るのは電源のオンオフとスケジュール操作程度になっています。その分グッと価格が下げられています。
BOTVAC Dシリーズ
BOTVAC CONNECTEDシリーズと比べると旧世代シリーズということになります。搭載しているバッテリーはリチウムイオンではなく、ニッケル水素です。もちろんアプリとの連携機能はありません。
D8500 / D8000
2015年10月発売モデル。価格目安:60,000円くらい。
この高性能なロボット掃除機は、ペットがいるご自宅用にどんなタイプの毛でも吸引するように設計されています。
カーペット向きの「二重らせんコンボブラシ」とホコリやチリを徹底的に掃除する「スパイラルブレードブラシ」の両方が付属しているので、どちらのブラシを使うか選択することが出来ます。
バッテリーもニッケル水素なので、リチウムイオン搭載の上位モデル「Botvac Connected」と「Botvac D5 Connected」よりは清掃可能面積も狭くなっています。しかし、リチウムイオンタイプの普及モデル「Botvac D5 Connected」よりは広い面積を掃除出来たりするので、ちょっとややこしい感じがあります。
BOTVAC CONNECTEDシリーズと同様、日本人向けに細かくフォローしてやろうという姿勢には乏しいメーカーのため、自称ロボット掃除機通である意識高い系の人向けの製品と考えた方が良いでしょう。
D7500 / D7503
2016年1月発売モデル。価格目安:50,000円くらい。
あらゆるタイプの床面を毎日掃除します
搭載しているブラシは「スパイラルブレードブラシ」のみです。「D8500/D8000」と比べるとフィルターの性能もランクダウンしています。
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