前作とほぼ同じ。炎の加熱力が特徴の象印の炊飯器「炎舞炊き(NW-KB10)」

「舞え、炎。舞え、お米」と、豪快な炎(火力)でお米を舞い上げる象印の最上位炊飯器です。

黒漆↓


象印 圧力IH炊飯ジャー(5.5合炊き) 黒漆 ZOJIRUSHI 炎舞炊き NW-KB10-BZ

雪白↓


象印 圧力IH炊飯ジャー(5.5合炊き) 雪白 ZOJIRUSHI 炎舞炊き NW-KB10-WZ

この「NW-KB10」は、長年続いた「南部鉄器炊飯器」から、大胆にリニューアルされた前作「NW-KA10」の後継モデルとなります。

前作「NW-KA10」と比べると、外観や本体サイズ、消費電力、基本的な機能など、ほぼそのままと言って良いほどニアミスしています。炊き上がったごはんの甘み成分がアップしているようですが、甘み成分の一つ還元糖量がメーカーの自社基準でアップしているとあるだけで、細かな数値などは明らかにされていません。炊き上げたごはんについての数値は企業秘密ということなのかもしれませんが、前作と比べてそれほど劇的な違いは無いという理解でたぶん問題無いのでしょう。

しかし、たとえほぼ前作と同じモデルだとしても、この「NW-KB10」がハイレベルな炊飯器であるということに違いはありません。

内釜を加熱するIHヒーターは、底の部分が3つの独立したヒーターとなっており、それぞれを個別に制御することで、内釜の中に炎のゆらぎによるものと似たような複雑な対流を起こすことが出来るのだそうです。メーカーはこの仕組みを「ローテーションIH」と名付けていて、業界初の構造なのだそうです。

また、この「NW-KB10」は圧力IH炊飯器ですが、炊き分け時の圧力を7通りに調整することが出来、複雑な加熱調整と組み合わせることで、実に121通りの食感に対応した炊き分けが出来るのだそうです。前回炊き上がったごはんの感想を入力していくことで、お好みの食感に調整していく「わが家炊き」という機能も前作に引き続き搭載されています。流行りの健康米にも対応しており、玄米、金芽米、雑穀米、麦混ぜごはんなどに合わせた独自メニューがあります。

そして、これだけ多機能でありながらも、毎回のお手入れは、内釜と、2枚ある内ふたの合計3点だけで良いというお手入れのしやすさも特徴と言って良いでしょう。

さすがは炊飯器のトップメーカーの最上位モデルです。

「ごはんが温かいと、心まで温かくなる」

とちょっとほんわかするようなコピーが付けられていますが、単に「ごはんが温かい」などというレベルは、はるかに超越するハイテクモデルとなっています。もちろん、その分この「NW-KB10」本体のお値段も7万円オーバーというハイクラスになっているので、心だけでなくフトコロも温かい人向けの製品だということも、また事実です。

■NW-KB10のスペック

発売2019年6月
炊飯容量0.09〜1.0L(5.5合)
サイズ幅275×奥行345×高さ235mm
重さ8.5kg
消費電力1240W
消費電力量(炊飯時)154Wh
消費電力量(保温時)16.2Wh
内釜豪炎かまど釜
炊飯時間(ふつう)51〜57分

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