本体にカメラを搭載して、離れた場所からでも室内の様子が見れるロボット掃除機です。
エックスロボット ロボット掃除機 MAMORU(マモル) ホワイト C28
その名も「MAMORU(マモル)」。そのものズバリの「守る」です。
本体のカメラでこの「MAMORU」が置いてある室内の様子を確認できるだけでなく、通話も出来るのだそうです。
なるほど、便利かもしれません。
カメラを上下に動かすことも可能で、単にお掃除をするだけでなく、離れて暮らす祖父母や、室内で飼っているペットの様子を確認して見守ることが出来るというわけです。カメラ機能は専用のアプリを使うことになりますが、同じアプリを通じて搭載カメラの映像を見ながら、この「マモル」君を遠隔でマニュアル操作することも出来ます。
映像を見ながら動かすことが出来るなんて、なかなか面白そうです。
ただ。
この「マモル」君、カメラ機能については充実している感じなのですが、不思議なことにお掃除機能についてはあまり詳しい説明が見当たりません。
「マモル」君はサイドブラシが1つあり、それをクルクル回しながら進んで、本体裏のメインブラシでゴミをかき込んでいくという、まあよくあるタイプのロボット掃除機のようですが、ブラシの構造や複数の運転モードなどがあるのかどうかもよく分かりません。
掃除が終わると自動で充電台に戻り、掃除が途中だった場合は充電後に再び中断箇所から掃除を再開する機能や、部屋の間取りをマッピングする機能も搭載しているようですが、マッピングや掃除終了エリアをアプリで確認することが出来るのかも不明です。
同じXrobotの「inxni」はカメラこそ搭載していないものの、マッピング機能と優れた遠隔操作機能を持っていますが、この「マモル」君は「inxni」とは別の仕組みで動いているのかもしれません。
そして、メーカーのホームページにある「ご利用シーン」でも、シーン1として離れて過ごす家族の様子が見れること、シーン2として外出時にペットの様子が確認できることの2つしか上げられていません。
これはどうなのでしょうか。
確かにせっかくのカメラ機能を生かさない手はないと思いますが、一応、ロボット掃除機なのに「ご利用シーン」でお掃除についてまったく触れないというのは、かなりの大胆さです。
開発段階から夢中になってカメラ機能を充実させて、いよいよ「マモル」君が完成というときに「あ、そう言えばこれお掃除ロボットだった、、、」みたいな想像をしてしまうくらいのお掃除への関心の薄さがちょっと気になるところです。
まあ、詳しく説明がされてないだけで、実際はこの「マモル」君はお掃除ロボットとして十分過ぎるくらいの掃除能力を備えているのだけど、その辺はもうありきたりの説明になっちゃうので、それよりは最大の特徴であるカメラ機能に絞ったんです!みたいな可能性もあることは間違いありませんが、たぶん無いでしょう。
もちろん、メーカーのXrobotは世界屈指のロボット掃除機メーカーなので、この「マモル」君がお掃除で全く使えない製品ということは無いのでしょうが、消耗品であるはずのバッテリーやサイドブラシなどの寿命や価格も分からないなど、不安な点があることも確かです。
もしかしてこの「マモル」君のことを、カメラ付きのラジコンにお掃除機能も付いちゃったマシンだと考えることが出来れば、このモヤモヤも一掃され、家族やペットとつながるカメラ機能を楽しめたりするのかもしれません。
■MAMORU(マモル)のスペック
サイズ | 幅320×奥行320×高さ95mm |
重さ | 3.2kg |
集じん容積 | 0.35L |
稼働時間 | 90〜120分 |
稼働面積 | 約120㎡ |
充電時間 | 約4時間 |
バッテリー寿命 | - |
乗り越え可能な高さ | 約2cm |
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