グランレッド↓
メタリックブラウン↓
東芝のサイクロン式掃除機の最新、最高モデルです。
2012年2月に発売された「VC-SG711」の後継機種となります。数字が711→712になっただけですね。
わずか半年でのモデルチェンジです。
「トルネオV(ブイ)シリーズ」の発売とタイミングを合わせたのでしょうが、なかなか高性能だった旧モデルと比べ、どこが変わったのでしょうか?
どうやら、メインの集塵機構に変更点はなく、新開発の延長管、ヘッド、ホースを採用することで軽量化を実現しているようです。
それを裏付けるように、本体の重量は旧モデルと同じ4.5kgですが、ホース等を装着した標準質量は旧モデルの6.4kg→6.1kgへ300gの軽量化が図られています。
たとえ少しでも軽くなることはグッドなのではないでしょうか。
しかし!
軽量化の裏で見逃せない変更点があります。
延長管、ホースの軽量化は良いのです。
なにせ「管」ですからね。
問題はヘッド(とその周辺部)です。
旧モデルに搭載されていた「マイナスイオン発生器」、そして「床上ダストゲッター」、さらに「ピカッとどこでもブラシ」が新モデルでは非搭載となっているのです!
旧モデルでは「マイナスイオン発生器」は、その名の通りマイナスイオンを発生させ、銀繊維を使用したブラシと合わせ、静電気を低減する効果があるとうたわれていましたが、新モデルはマイナスイオンプレートと銀繊維のブラシという組合せになっています。
旧モデルと同じく静電気を低減する効果があるようですが、「イオン発生器」の方が「イオンプレート」よりも効果がありそうな気がするのは気のせいでしょうか?
そして、床ブラシの上部2カ所で浮遊ゴミを吸引する「床上ダストゲッター」、暗いところを照らすライト付きの「ピカッとどこでもブラシ」については完全にカットです。
これらの機能の効果はともかく、非搭載になっている機能があるなら、「そりゃ軽くなるよ」という気がしてきます。
これらの機能は無い方がベターだという判断なのでしょうか?
きっとそうなのでしょう。
しかし、それが消費者にとってのベターなのかどうかは、今ひとつ分かりません。
そして、それだけではありません、、、。
新モデル「VC-SG712」の細塵除去率は約99.9%となっているのですが、旧モデル「VC-SG711」の細塵除去率は約99.99%だったのです!
99.9%と99.99%、、、。
たった0.09%とはいえ、旧モデルの方が除去率が高いのです!
えーっ!!
、、、なぜなのか?
実は、排気のフィルターが異なっているのです。
旧モデルは「HEPAフィルター」となっていましたが、新モデルは「クリーンフィルター」となっています。
これは、、、。
残念ながら、フィルターのランクが下げられてしまったようです。
、、、。
メインの集塵機構はもちろん、伸縮するロングノズルや、豊富なセンサー、水洗いが可能な部分の多いブラシやダストボックス、豊富なアタッチメント、、、。
この「VC-SG712」は旧モデル同様、なかなか優れた機能を搭載しています。
しかし、旧モデル「VC-SG711」と比べると、少しさみしくなってしまうのも事実です。
ましてや、新モデルが7万円オーバーするのに対し、旧モデルは5万円前後で購入可能という実勢価格を見てしまったりすると、さらにさみしくなってくるのです、、、。
決して悪い製品というわけではないのでしょうが、、、。
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