必殺ピコイオンを搭載した「DR70X」
東芝 デシカント式除湿乾燥機 RAD-DR70X(W)
そして、ピコイオン不要派用の「DR70」
東芝 デシカント式除湿乾燥機 RAD-DR70(W)
東芝、デシカント式の除湿乾燥機です。
デシカント式はヒーターを利用するため、気温が低下する冬場でも除湿能力が落ちないというメリットがあります。
除湿乾燥機を冬場にも使用したいという場合は、デシカント式も候補に入って来ると思われます。
この「RAD-DR70/70X」は同じ東芝のコンプレッサー式除湿乾燥機「RAD-CR100X」と比較すると、除湿能力こそ9/10L→7Lと劣りますが、2kgの洗濯物を乾燥させた場合の乾燥時間は標準で90分と95/85分(50/60HZ)の「RAD-CR100X」とほぼ同等となっています。
衣類乾燥時の運転音も54dB→51dBとわずかに小さくなり、除湿では「RAD-CR100X」には無い、約29dBの静音モードも搭載されています。
そして、本体サイズもわずかに小さい上に、本体価格もいくぶん安くなっています。
発売時には、コンプレッサー式「RAD-CR100X」の方が1万円以上高い価格設定だったことを考えると、この「RAD-DR70/70X」の方が相対的に高い評価を受けているというとらえ方も出来そうです。
ただ、忘れてはいけないのは、デシカント式はヒーターを使用する分、電気代が馬鹿にならないということです。
消費電力は倍以上となっており、当然のことながら電気代の目安も倍以上となっています。
除湿乾燥機を使用するのは、ジメジメする梅雨時くらいだという場合は、慎重に考えた方が良いかもしれません。
また、コンプレッサー式「RAD-CR100X」は2つのルーバーを利用して、5種類の風向を設定することが出来ましたが、この「RAD-DR70/70X」で設定出来るのは3つに減っています。さらに「RAD-CR100X」に搭載されていた脱臭フィルターが「RAD-DR70/70X」にはありません。
やはりフルスペックのメインモデルはコンプレッサー式の「RAD-CR100X」であるとメーカーに格付けされていることは間違いないようです。
そして何より、比較してみた「RAD-CR100X」自体も飛び抜けて優れた除湿乾燥機ではないというところが選択に迷う一番の要因となってしまうかもしれません。
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