進化したプラズマクラスター「プラズマクラスターNEXT」を搭載したシャープの加湿空気清浄機のハイエンドモデルです。
シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター ホワイト KI-HP100-W
シャープの空気清浄機と言えば、もちろん「プラズマクラスター」が最大のウリです。
そして、これまでの上位版プラズマクラスター「プラズマクラスター25000」を上回る新型プラズマクラスターがついに登場です。
その名も「プラズマクラスターNEXT」!
何とか戦隊とか仮面なんとかみたいなイージーなネーミングのような気もしますが、意味はよく分かります。「プラズマクラスター25000」は1㎤中に25,000個以上のプラズマクラスターが存在しますが、最新の「プラズマクラスターNEXT」はその倍となる50,000個以上のプラズマクラスター濃度を実現します。
なんだ、濃度が増えただけなの?
などと、侮ってはいけません。
実際に「プラズマクラスターNEXT」は単にプラズマクラスターの濃度が増しているだけのようですが、その効果は絶大です。
なんと、「ストレスがたまりにくい環境」をつくってくれます。
さらに、「集中を維持しやすい環境」をつくってくれます。
すごい!すごいぞ!プラズマクラスターNEXT!
除菌とか脱臭にとどまらず、ついに人間の精神面にまで踏み込んでくる大胆さには脱帽するしかありません。
メーカーによるとプラズマクラスターには、森林のように人をリラックスさせる効果があるのだそうです。
本当なの?
という疑問が頭に浮かぶのは当然ですが、これはメーカーが実験によって計測している効果なのです!
ただし。
「精神的ストレスの予防・治癒などの効果を保証するものではありません」「試験結果には個人差があります。環境によっても異なります」ということは、はっきりと示されています。
まあ少なくとも効果はゼロじゃありませんよ、ということなのでしょう。
信じる者は救われる。
という言葉に通じるものがあるのかもしれません。
ストレスがたまらなくて、集中も出来るようにしてくれるなら、もう空気の汚れなんてどうでも良いくらいの気もしてしまうのですが、この「KI-HP100」は別に「プラズマクラスターNEXT」頼みの製品というわけではなく、空気清浄にも手は抜きません。当たり前ですけど。
空気清浄の最大風量は毎分10㎥とトップクラスのパワーを誇り、センサー類はホコリとニオイはもちろんのこと、温度・湿度、さらに照度と人感と6つものセンサーを搭載しており、それを生かした自動運転も可能です。加湿量も最大930ml/時と十分すぎるくらいのハイパワーとなっています。加湿機能付きの空気清浄機としての基本的な性能はかなりのハイレベルにあると言えるでしょう。
そして、この「KI-HP100」は、Wi-FI経由でクラウド上の人工知能とつながる「COCORO AIR」対応モデルとなっていて、ユーザーの使い方を学習して運転を微調整してくれたり、地域の空気情報の分析もしたり、天気予報をしてくれたりします。
「今日はいいことあった?」などと下手をすれば地雷になりかねない会話も試みてくるらしいので、機械の心配りを不快に感じない人にとっては楽しめる要素もありそうです。
そしてさらにこの「KI-HP100」には、プレフィルターを自動で掃除してくれる「自動掃除パワーユニット」まで搭載されているのです。
心に踏み込むプラズマクラスター、ハイパワーな基本性能、クラウドとの連携機能、そして自動お掃除機能と、この「KI-HP100」には、メーカーが空気清浄機に現在搭載できる機能がてんこ盛りにされている感もありますが、これ自体はもちろん悪いことではありません。9万円近い本体価格が最大の障害となる可能性はありますが、ともかくハイスペックな空気清浄機が欲しい!という場合は、選択肢に入れざるを得ないギミック満載型空気清浄機のトップモデルと言えるでしょう。
■KI-HP100のスペック
サイズ | 幅427×奥行371×高さ738mm |
重さ | 約17kg |
適用畳数 | 約23畳(空気清浄:約41畳) |
風量 | 2.0→6.5→7.7→10.0㎥/分 |
運転音 | 21→48→51→54dB |
消費電力(50/60Hz) | 5.3/4.9→44→60→95W |
センサー | 人感・ホコリ・ニオイ・温度・湿度・照度 |
加湿量 | 最大930ml/時 |
タンク容量 | 4.3L |
交換品 | 集じんフィルター(7,000円/約10年)・脱臭フィルター(7,500円/約10年)・加湿フィルター(3,200円/約10年)・プラズマクラスターイオン発生ユニット(7,000円/約2年)・Ag+イオンカートリッジ(9,000円/1年) |
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