シャープの加湿空気清浄機、上位シリーズのミドルクラス製品です。
と言うと分かりにくいですが、要するに実質ナンバー2の製品だと思われます。
ホワイト↓
そして、ブラウン↓
この「KI-DX70」より上位なのは「KI-DX85」となりますが、適用面積(=パワー)が違うだけで、機能面ではほぼ同じです。
ウリである「トリプルクリーンシステム」はちょっと微妙なところもありますが、ハイテク満載の高機能製品となっています。
そして、「ほぼ同じ」=「同じ」ではないということですが、実はこの「KI-DX70」の方が、よりパワーのある「KI-DX85」よりも多機能となっているのです。
これは意外です。
もしかすると、メーカー側は空気清浄の適用面積が38畳というプチ豪邸向けの製品である「KI-DX85」より、このミドルクラスの方を販売量的な観点から優遇することにしたのかもしれません。
ただ。
この「KI-DX70」の方が機能が多いと言っても、運転モードに「梅雨」というモードが付け加えられているだけです。
これは、梅雨の湿りがちなときに強めの風力で運転し、湿度70%以上になると、プラズマクラスターと集塵を強化するという機能です。ジメジメしたときの嫌なニオイなどを低減する効果が期待出来る感じがしますが、別に除湿が出来るわけではありません。
、、、。
まあ、無いよりはあった方が良い。
それくらいの機能のような感じもします。
そして、この機能以外は「KI-DX85」と共通なので、純粋に空気清浄の能力だけを求めると、やはりパワーのある「KI-DX85」の方が結局ベターということになりそうです。
なにしろ最大風量を比べると、この「KI-DX70」が6.8㎥/分なのに対し、上位機「KI-DX85」は8.5㎥/分もあります。
その差、1.7㎥/分です。
ちなみに、体重50kgの人の平均的な呼吸量の目安は1分あたり約10リットル(=0.01㎥)なので、これは、約170人分の呼吸量に相当する量となります。
つまり、この「KI-DX70」1台に対し、上位機「KI-DX85」は目の前に170人の人間をズラリと並べた状態で、ほぼ同じ能力を発揮するということになります。
、、、。
ちょっと違うかもしれません。
、、、。
いや、170人分のニオイとか、室温とか考えると、確実に違うでしょう。しかし、上位機「KI-DX85」の方がキレイに出来る空気の量が多いということは間違いありません。
そりゃ、まあ上位機なワケですからね。当然です。だから、やっぱり「KI-DX85」の方がベター、と決めてしまいたいところですが、ここで価格を確認してみます。
まず、「KI-DX70」→→→約44,000円
ナンバー2といえども侮れない、なかなかの高価格です。
そして、「KI-DX85」→→→約58,000円
、、、。
その差、14,000円。
実に30%以上の価格アップです。
ちなみに、さきほどのこの2機種の風量の差は25%の違いとなります。
風量アップは25%なのに、価格は30%アップ、、、。
単純に風量と価格の関係だけを考えると、上位機「KI-DX85」は少し割高ということになります。
やはり、使う部屋の広さを確認して、次にお財布の中身をよく確認してから、決断した方が良いということになりそうです。
コメント