ゴテゴテ感の無いすっきりした外観が特徴のシャープの衣類乾燥除湿機です。
シャープ プラズマクラスター除湿機 衣類乾燥 CV-G120-Wホワイト
すっきりしているのは外観だけではありません。
この「CV-G120」は、機能的にもシンプルな製品となっています。
本体上部のパネルには、衣類乾燥、除湿、衣類消臭の3つの運転モードの切り替えボタンの他には、風量とスイング方向のボタンと切タイマーのボタン、そして伝家の宝刀、プラズマクラスターのON/OFFボタンがあるだけです。
プラズマクラスター以外、特別な機能はありません。
そして、プラズマクラスターについてもシャープ製品ということを考えれば、この機能が付いているのは基本的に「当たり前」なので、いまさら特別な機能というほどのこともないでしょう。
また、衣類乾燥除湿機としての性能自体についても、特別感はありません。
この「CV-G120」の2kg相当衣類の乾燥時間目安である約75分は特別早いものではありませんし、むしろ遅いくらいです。それでいて本体価格が特別安いということもなく、前述の通り、運転モードや機能にも特別なものはありません。
ただ。
唯一の特徴と言えるのは、やはり伝家の宝刀「プラズマクラスター」です。一時は除菌などの空気清浄効果が強調されていましたが、最近は手堅い効果があるとして脱臭能力が強調されています。
この「CV-G120」には、わざわざ「衣類消臭」という運転モードが搭載されています。これは普段の運転でプラズマクラスターをOFFにしていたとしても、この運転モードにした場合は勝手にプラズマクラスターがONになるという、プラズマクラスター頼みの運転モードです。
この「CV-G120」に搭載されているプラズマクラスターは現行で最も濃度の薄い「プラズマクラスター7000」です。1立方センチメートル当たり7000個のプラズマクラスターというのは、同じ1立方センチメートルあたり50,000個ものプラズマクラスターを放出する最新最強の「プラズマクラスターNEXT」と比べると、濃度でだいぶ見劣りしてしまうものの、脱臭性能についてはメーカーも自信を持っているということなのでしょう。
衣類乾燥機はその性質上、洗濯物を室内干しする際に最も活躍が期待される製品です。室内干しした衣類の臭いを抑えられるというのは、衣類乾燥機としての魅力となることは間違いありません。
この「CV-G120」は特別優れた衣類乾燥除湿機というわけではありませんが、シンプルな製品だけに大きな弱点もありません。衣類をいかに早く乾かすか、ということより、脱臭効果がある方がありがたい、という場合には候補として残ってくる可能性もありそうです。
■CV-G120のスペック
タイプ | コンプレッサー式 |
除湿能力(1日) | 11/12L(50/60Hz) |
衣類乾燥時間 | 約75分(2kg) |
消費電力 | 235/275W(50/60Hz) |
除湿面積(木造) | 14/15畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 28/30畳(50/60Hz) |
運転モードの種類 | 衣類乾燥・除湿・衣類消臭 |
搭載センサー | 温度・湿度 |
排水タンク容量 | 約3.1L |
サイズ | 幅360×奥行260×高さ565mm |
重さ | 約13.3kg |
運転音 | 49dB(衣類乾燥・強) |
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