もはや、その見た目にはおなじみな感じもあるダイソンの羽根の無い扇風機のトールタイプ、空気清浄機能付きモデルです。
ホワイト/シルバー↓
ダイソン ピュアクール Dyson Pure Cool TP00 WS
アイアン/ブルー↓
Dyson Pure Cool TP00 IB アイアン/サテンブルー
円筒形をしている本体下部で空気を吸い込み、羽根の無い扇風機と同じ仕組みで本体上部から風を吹き出します。本体下部にはフィルターが搭載されているので、本体上部からはキレイな空気が吹き出されるというわけです。
驚くべきはその空気清浄能力の高さで、直径0.1マイクロメートル以下の超微粒子、通称PM0.1を99.95%除去するとされています。多くの空気清浄機では、PM0.3が対象になっていることを考えると、この「TP00」の空気清浄能力の高さが際立つものであることが分かります。
しかし、高い空気清浄能力と、特徴的な羽根の無い扇風機デザインの他には、この「TP00」に目立つ要素は特にありません。
いやいや空気清浄能力が高ければ、それで十分でしょ!
という気もしますが、この「TP00」には1つ欠点があります。
それは、風量がそんなに多くないということです。
この「TP00」が、8畳空間をキレイにするのに掛かる時間の目安は約27分とされており、空気清浄機としての適用面積は約9畳となります。
空気清浄機はパワーが大きければ、それだけ早く空気をキレイに出来るので、適用畳数に関わらず、パワーの大きい方が有利です。実際、リビング向けのパワフルな空気清浄機では、8畳空間であれば10分以内にキレイにするモデルも珍しくありません。
そのようなモデルと比べると、この「TP00」はパワーが足りないと言わざるを得ないので、この「TP00」をリビングなどの広めの部屋で使用することはあまり相応しくないでしょう。
もちろん、この「TP00」をメインの空気清浄機としてではなく、サブ的な扱いで使用するのであれば、パワー不足についての懸念は無くなります。
もともと、この「TP00」は扇風機でありながら、空気清浄機能も付いているというマルチモデルです。扇風機として使っているうちに、いつの間にか部屋の空気もキレイになってたよ!ということであれば、いまいちパワーが物足りない空気清浄機能をオマケ的な要素として嬉しい驚きとすることも出来るかもしれません。
ただ、この「TP00」も空気清浄機能がある以上、当然フィルターを交換しなければなりません。
交換用フィルター「Dyson Pure シリーズ交換用フィルター(TP/AM/BP用)」は、オフィシャル価格で6,600円(税込)しますが、これを約1年目安で交換することになります。PM0.1を99.95%除去するフィルター性能はもちろん素晴らしく高いわけですが、サブ的な意味合いの空気清浄機としては、なかなか高めのフィルターを交換費用ということになるでしょう。
まあ、コスト面を気にしていたら、もともとダイソンの製品は選びにくいので、風量が足りないならもう1台置くよ!というくらいの勢いが必要なのかもしれません。
また、この「TP00」は最新モデルではありません。
基本的な機能は同系統のモデルである「TP02」や「TP03」と変わりませんが、この「TP00」だけはアプリとのリンク機能が無いモデルなので遠隔操作などは出来ません。そして、最新モデルである「TP04」はディスプレイが大きくなったり、首振りの範囲が広がったり、本体後方に空気を吹き出すディフューズドモードがあったりと、あからさまに機能がアップしています。
コスト面をまったく気にしない場合は、最新モデル「TP04」を選んだ方が良いことは間違いないでしょう。
■Dyson Pure Cool TP00のスペック
発売 | 2017年4月 |
サイズ | 高さ1018×幅196×奥行196mm |
重さ | 3.7kg |
適用畳数 | 約9畳 |
風量 | - |
運転音 | - |
消費電力 | 6〜56W |
センサー | - |
■「Dyson Pure シリーズ交換用フィルター(TP/AM/BP用)」
扇風機用 TP03 TP02 TP00 AM11 交換用フィルター 空気清浄機能付ヒーターフィルター 互換品 1個入り
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