パナソニック「プチ食洗NP-TCR2」

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パナソニック プチ食洗 NP-TCR2-W ホワイト

コモンブラック↓


パナソニック プチ食洗 NP-TCR2-CK コモンブラック

パナソニック、「プチ食洗」の2代目モデルとなります。

据え置きタイプの食洗機市場は、もはやパナソニックに完全支配されています。
それでも定期的に新モデルを投入して来るというのは律儀すぎる、、、という感じもしますが、もちろん消費者にとっては悪いことではありません。

しかも、旧モデル(NP-TCR1)から、さらに機能改善までも図られているのです。

新機能1「バイオパワー除菌」

洗剤を事前に温めることで、洗剤に含まれる酵素の働きを活性化させる機能だそうです。
なんだ温めるだけか、という感じがしますし、実際にその通りなのですが、その温度は約50℃らしいので結構熱いです。素手では真似することは難しい、又はかなり面倒くさそうなので、まあ、ありがたい機能なのかもしれません。

新機能2「スピーディーコース」の搭載

通常コースでは約69分掛かる「洗浄」工程を、約39分で仕上げてみせるという高速モードです。

、、、。

これは、ありがたいのではないでしょうか。

食器洗いは早いに越したことはありません。
どうせなら全部この「スピーディーコース」で良いのではないか、という感じがしますが、もちろん、そうは問屋が卸しません。

「軽い汚れやつけ置き、水洗い後に推奨」

だそうです。

サッと洗える場合専用ということですね。

そりゃー早いよ。

と言いたくもなりますが、普通のコースとスピーディーコースと選択する余地が増えたと考えれば、まあ良いことだという気もして来ます。

ただ、、、

この「NP-TCR2」は、上位モデル「NP-TR6」と比べると、予約が出来なかったり、高温や低温の洗浄が無かったり、だいぶ見劣りします。

メーカー自慢のエコナビも、上位モデルでは汚れの残り具合やお皿の量まで感知するのに、この「NP-TCR2」では使用する水道の水温と室温を感知して、温かければ節電するという、かなり簡略化されたものなのです。つまり、寒い日は基本的に節電しないのです。このあたりの機能落としは旧モデルから変わっていません。

もちろん、入れられる食器が少ないということは言うまでもありません。

、、、。

まあ、「プチ食洗」という名が示す通り、この機種の最大の特徴は「コンパクトさ」です。

狭いんだけど、どうしても食洗機を使いたい!
けど、食洗機を置くスペースが無い!

という割とニッチな要望に合わせた製品なのです。

(上位機と比べると)決して高機能ではありませんし、特別省エネ性が高いわけでもありません。

そして実際のところ、それほど設置スペースが大きく変わるわけでもないのです。

この「NP-TCR2」の設置底面積は、幅470mm×奥行300mm。

上位モデル「NP-TR6」は、幅550mm×奥行350mm。

その差は幅で7cm、奥行で5cmほどです。
実際は高さにも気をつける必要がありますが、カード1枚分くらいの差しかないのです。
(※高さは「NP-TCR2」が460mm、「NP-TR6」は642mm必要)

まあ、このわずかな差がどうしようも無い差だったりもします。

もしかすると、喜んでこの「NP-TCR2」を選択するというより、スペースを何度も何度も計って、結果としてこの「NP-TCR2」を選択するという、苦渋の決断を迫る割と罪作りな製品なのかもしれません。

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