ハイブリッド式の衣類乾燥除湿機です。
F-YHRX120(シルキーシャンパン)↓
パナソニック 衣類乾燥除湿機 ハイブリッド方式 F-YHRX120-Nシルキーシャンパン
この「F-YHRX120」の上位モデルとして、「F-YHRX200」がありますが、この「F-YHRX120」の方が売れ筋となることを見込まれているモデルだと思われます。
何しろ最上位「F-YHRX200」は、本体価格が7万円前後となる高価格モデルです。この「F-YHRX120」も本体価格4〜5万円と決して安価なモデルではありませんが、さらにその1.5倍にもなろうとする金額差をもつ最上位モデル「F-YHRX200」が主力となることはちょっと考えにくいでしょう。
そして、それを示す材料として、この「F-YHRX120」には「F-YC120HRX」という兄弟モデルが存在します。
F-YC120HRX(クリスタルシルバー)↓
この「F-YC120HRX」と「F-YHRX120」は、販路の違いから型番が異なっていますが、基本的に同じ仕様の製品です。
今回は「F-YHRX120」がシルキーシャンパン、「F-YHRX120」がクリスタルシルバーと本体色が異なっていますが、昨年版では本体色も全く同じとなっていて、兄弟というか双子と考えた方が良いモデルです。
一応、「F-YHRX120」が本筋のモデルらしく、メーカーの製品ラインアップには「F-YHRX120」の方だけが掲載されています。
「F-YC120HRX」は家電量販店向けの型番のようですが、ネット通販ではどちらのモデルも登場して来ており、価格もいり乱れて、よく分からない状況になっています。
まあ、販売数があまり見込めないモデルに違う型番の製品を用意するとも思えないので、やはりこの「F-YC120HRX」(=F-YHRX120)が、パナソニックの衣類乾燥除湿機のメインモデルとなるのでしょう。
そして、実際この「F-YC120HRX」(=F-YHRX120)は、なかなか優れた機能と能力をもつ製品です。
ヒーター&コンプレッサーをフル稼働させる「速乾」モードでの高速乾燥も出来ますし、メーカーお得意のセンサー制御でパワーと省エネのバランスを取る「おまかせ」モードや、運転音を抑える「音ひかえめ」など、ハイブリッド式の長所を生かした多彩な運転モードを備えていることが特徴となっています。
もはや目新しくはありませんが「ナノイー」も搭載していて、衣類に付着している花粉を不活性化したり、臭いを抑えたりと、部屋干しするときに役立つ機能が付いています。
ただ、この「F-YC120HRX」(=F-YHRX120)は、基本的に旧モデル「F-YHPX120」(=F-YC120HPX)と同じ仕様です。
乾燥時間の表記が変わっていたりしますが、それは日本電機工業会の基準の方が変わっているためらしく、製品の能力自体は変わっていません。
このため、「F-YC120HRX」=「F-YHRX120」=「F-YHPX120」=「F-YC120HPX」という、さらに分かりにくい状況となっているのですが、幸いなことに古いモデルは次第に入手しにくくなっているのと、性能が変わっていないことが知れ渡っているためか、古いモデルも大して安くなっていないので、ちょっとだけ注意をすれば、妙に割高なモデルを購入してしまう危険性はそれほど高くはなさそうです。
予算が無限大!という場合は、よりパワフルで、より繊細な運転が可能となっている最上位モデル「F-YHRX200」の方が間違いなくベターだと思われますが、普通に部屋干し衣類の乾燥をアシストして欲しいというくらいであれば、この「F-YC120HRX」(=F-YHRX120)でも事足りそうです。
■F-YHRX120(=F-YC120HRX)のスペック
発売 | 2018年4月 |
タイプ | ハイブリッド式 |
除湿能力(1日) | 9.0/10.0L(50/60Hz) |
衣類乾燥時間(速乾) | 約75分 |
衣類乾燥時間(おまかせ) | 約104分 |
衣類乾燥時間(音ひかえめ) | 約137分 |
消費電力(50/60Hz) | 685/715W(速乾),225/245W(おまかせ) |
除湿面積(木造) | 11/13畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 17/19畳(50/60Hz) |
運転モード | 衣類乾燥 / 除湿 / 衣類ケア |
搭載センサー | 温度・湿度 |
タンク容量 | 約3.2L |
サイズ | 高さ580×幅370×奥行225mm |
重さ | 13.9kg |
運転音(最大) | 48/49dB(50/60Hz) |
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