ただの「ナノイー」よりも10倍強力だという「ナノイーX(エックス)」を搭載した、パナソニックの全部乗せ加湿空気清浄機です。
木目調↓
ホワイト↓
見た目が昨年モデル「F-VXM90」と変わらないように見えるのは、決して気のせいではありません。
実はちょっとだけこの「F-VXP90」の方が昨年モデル「F-VXM90」より軽くなっているのですが、その差を外観から見分けるのは難しいでしょう。
機能面を比べても「F-VXP90」と昨年モデル「F-VXM90」は、ほとんど変わりません。見た目が同じ=機能も同じという、ありがちな法則はこの「F-VXP90」にも当てはまるのです。
機能面でこの「F-VXP90」が昨年モデル「F-VXM90」と異なるのは、「花粉クリーニングモード」という本体の吹き出し口近くに衣類を吊るして、必殺ナノイーXを浴びせることで衣類についた花粉を無力化してしまおうという運転モードについてだけです。
その運転モードにしても、昨年モデル「F-VXM90」の場合も、本体の吹き出し口近くに衣類を吊るして同じくナノイーXを浴びせる「衣類脱臭モード」はありました。ただ、「衣類脱臭モード」は1時間のナノイーX噴射だったのに対し、新しい「花粉クリーニングモード」は6時間連続でナノイーXを噴射するという長時間仕様となっています。
要するに運転モードの時間が長くなっただけなので、この「F-VXP90」が昨年モデルと比べて特別新しい能力を持っているわけではないのです。
外観も同じ、能力もほとんど同じ、ということになると、どうしてもこの「F-VXP90」に対する期待感は薄れていってしまうのは仕方のないところですが、じゃあ、この「F-VXP90」が空気清浄機として使えない製品なのかというと、全くそんなことはありません。
まずは最大風量8.7㎥/分、最大加湿量870ml/時というパワーが頼もしいです。最強クラスではありませんが、大豪邸にお住いの方以外にとっては十分なパワーでしょう。そして、ニオイセンサー、ひとセンサー、照度センサー、湿度センサーに加え、0.3ミクロンの精度を誇る高感度ハウスダストセンサーとパナソニックお得意のセンサーテンコ盛り仕様となっていて、これらのセンサーを活用した自動運転が可能です。ルーバーもガチャガチャ動いて、ケムリや花粉など、汚れに応じて気流を変化させることも可能となっています。
細かいことはよく分からないけど、とりあえず使える空気清浄機が欲しい!
という漠然とした希望に対しては、この「F-VXP90」を自動運転にしておけば、まあそれなりに満足出来ると思われます。ただ、安価な昨年モデルを見つけた場合は、そちらを選んだほうがお得となる可能性が高そうです。
■F-VXP90のスペック
サイズ | W398×D268×H640 |
重さ | 11.8kg |
適用畳数 | 40畳(空気清浄) |
風量 | 1.1→3.1→8.7㎥/分 |
運転音 | 18→34→55dB |
消費電力 | 5.5→11→88W |
加湿量 | 300→450→870ml/h |
タンク容量 | 約4.0L |
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