パナソニックの加湿空気清浄機、最上位モデル「F-VXJ90」の1つ下のモデルとなります。
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最上位「F-VXJ90」は「業界最速集じんスピードNo.1&業界トップクラスたっぷり加湿のハイグレードモデル」と詰め込んだ感のあるキャッチコピーになっていましたが、この「F-VXJ70」では、「スピード集じん&たっぷり加湿のハイパフォーマンスモデル」となっています。
シンプルで分かりやすくなりました。
ただ、まあ当然ですが、その分能力的にも落ちるということでもあります。
最上位モデルで業界最速をうたわれていた集塵スピードは、8畳7分→8畳9分(空気清浄)へ、加湿量は、最大830ml→最大700mlへと低下しています。
ただ、そもそも適用畳数が、40畳→31畳(空気清浄)となっているので、使用する部屋の広さに合わせて選択すれば良いという感じもしないでもありません。
最上位モデルと同じく「ひとセンサー」、「照度センサー」に基づく運転調整をしてくれますし、「ツインルーバー」、「メガキャッチャー」を使用したメカニカルな気流制御も同じです。フィルターの構造も同じなので、空気清浄機としてのメイン機能は最上位モデルとほぼ同様と考えて良さそうです。
ただ、最上位「F-VXJ90」に搭載されていたスマホとの連動機能はありません。
まあ今のところ、無いと困るというほどの機能でもないので、空気清浄機は部屋の空気をしっかり綺麗にしてくれれば良いよ、という場合は大きな問題にはならなさそうです。
また、表示サインが最上位「F-VXJ90」の方がデジタル表示だったり、プラスαの表示をしてくれたりと充実しています。このあたりが「ハイグレード」と「ハイパフォーマンス」の違いなのかもしれません。
しかし、この「F-VXJ70」を昨年モデルである「F-VXH70」と比べてみると、弱点だった加湿用の水タンク容量が増加していて、連続加湿可能時間が長くなっていたり(連続4時間→5時間)、最大加湿空気清浄時の消費電力が地味に向上していたり(65W→58W)と、わずかではありますが改良が加えられています。
最大加湿量は700ml/hで変わりませんが、静音(220→250ml/h)、中運転(380→400ml/h)時の加湿能力も向上しています。その代わり、本体サイズが少し大きくなっていますが、これはまあ仕方ないところでしょう。
メーカー自慢の省エネ機能「エコナビ」は、条件が複雑過ぎて「エコ」感はそれほどありませんが、まあ無いよりはあった方が良いのでしょう。
必殺のイオン兵器「ナノイー」ももちろん搭載していますが、以前と比べると控え目なアピール度合いとなっています。もしかすると不毛なイオン戦争もいよいよ終結に向かうのかもしれません。
細か過ぎるほどのハイテク機能、そこそこのパワーと加湿量、そして基本お手入れ不要のフィルター類。
ハイグレードにこだわらず、普通の部屋用の空気清浄機を検討する際には、確実に候補となるだけの手堅さを備えている製品と言えるでしょう。
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