ヨコ磨きの出来る電動歯ブラシの最下位モデル。パナソニック「ドルツ EW-DL34」

「持ちやすく清潔感のある上質なデザイン」という触れ込みの外観です。まあシンプルというか、ごく普通ではあります。

白↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ 白 EW-DL34-W

ピンク↓


パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ ピンク EW-DL34-P

「歯科医師推奨の磨き方ができる、唯一の電動歯ブラシ」

と豪語するドルツシリーズの現行最下位モデルがこの「EW-DL34」です。

どうしてドルツが「歯科医師推奨の磨き方ができる、唯一の電動歯ブラシ」かと言うと、歯科医師が最も推奨する磨き方が、バス法とスクラビング法という、ブラシをヨコ方向に動かす磨き方らしく、電動歯ブラシでその動きが出来るのは「ドルツ」だけ、ということのようです。

もちろん、ブラシがグルグル回る「ブラウンオーラルB」や、タテ方向に細かく振動する「ソニッケアー」も、色々な基準で歯科医師推奨をうたっているので、これは何を信じるかという神学論争に近いものなのかもしれません。

たぶん一番大切なことは、どの方法だとしても丁寧に歯を磨くということなのでしょう。

そんな、ヨコ磨きが出来るオンリーワンの「ドルツ」ですが、この「EW-DL34」は最下位モデルということもあって、シリーズの最上位モデル「EW-DP52」と比べると、運転モードが5種類→2種類、付属ブラシが6本→2本へと露骨に少なくなっています。

付属ブラシについては、この「EW-DL34」も上位モデルの付属ブラシを装着することが出来るので、後から買うことで埋め合わせをすることが出来ますが、運転モードはそうはいきません。

専用の運転モードを使って、歯ぐきケアやステイン落としをしたい場合は、この「EW-DL34」では機能不足ということになるでしょう。

そして、専用の運転モードにはそこまでこだわらないよ、という場合でも、この「EW-DL34」には弱点が1つあります。

それは充電時間です。

上位モデル(「EW-DP52」と「EW-DA52」)は、1時間でフル充電をすることが出来ますが、この「EW-DL34」はフル充電に約17時間というケタ違いの時間が掛かるのです。

もしも充電を忘れていた場合などに、上位モデルには2分の充電で2分の使用が出来るクイックチャージ機能がありますが、この「EW-DL34」にはそれもありません。

ただ、この「EW-DL34」には上位モデルに付いていくる「携帯ケース」なども付属しないので、この「EW-DL34」を持ち歩くこともあまり無さそうです。基本的に充電スタンドに挿しっぱなしにしておけば、バッテリーについてはそれほど大きな問題とならないかもしれません。

充電台についても、上位モデルのように本体が浮いた状態になる見た目の良いものではありませんが、ここは我慢の一手でしょう。

運転モードが2つしか無いのに、最後に使用した運転モードを記憶してくれる「モード記憶機能」は余計な気もしますが、ブラシを歯に押し付け過ぎた時にブラシの動きを制限してくれるパワーコントロール機能はちゃんとあるので、ノーマルモードで磨く分には上位モデルとの差はありません。

電動歯ブラシに特別多くの機能を求めない人にとっては、余計な機能が少ないシンプルなモデルと言うことも出来そうです。

■EW-DL34のスペック

発売2018年9月
ブラシ振動数(ブラシストローク/毎分)ヨコ:31,000回
サイズ(ブラシ含む)高さ216×幅27×奥行30mm
重さ(ブラシ含む)約95g
連続使用時間90分
充電時間約17時間
バッテリーリチウムイオン(DC3.6V/500mAh)
運転モード2種(ノーマル・ソフト)
付属ブラシ2本:(密集極細毛ブラシ・ステインオフブラシ)

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