床をピカピカにしてくれるという、拭き掃除専門のロボット掃除機です。
iRobot 床拭きロボット ブラーバ ジェット 250 (B250060)
上から見るとほぼ正方形のシンプルな外観をしています。
アイロボットの床拭き掃除機「ブラーバ」には、この「Braava jet 250」の他に、「300シリーズ」(現行モデルは「Braava 390j」)という別系統のモデルも存在します。
「300シリーズ」が水分を含んだモップで普通に拭き掃除を行っていくのに対し、この「Braava jet 250」は、初めに本体から水を噴き出し、その上を専用モップで拭き取るという作業を繰り返します。しかも、単に拭き取るだけでなくヘッドを細かく振動させながら拭き取るので、こびりついた汚れなども落とすことが出来るのだそうです。
シンプルに拭き掃除を行う「300シリーズ」の方がより広い範囲を掃除できます(ウェットモードだと最大20畳、ドライなら最大56畳)。これに対し、この「Braava jet 250」は丁寧に拭き取る「ウェットモード」では最大12畳しか稼働できません(通常モードとドライモードだと15畳)。
掃除出来る広さを取るか、拭き取り能力を取るかで「Braava」の選び方は変わってくるということになります。
この「Braava jet 250」はマッピング能力は持っていませんが、ランダム型の走行ではなく、規則正しい動きで掃除を行っていきます。まあ、拭き掃除の特性上、確かにその方が効率的と言えるでしょう。
少し面倒なのが、この「Braava jet 250」は運転終了後にスタート地点に戻って来てはくれますが、自動で充電をすることは出来ないということです。
充電をするためには、本体からバッテリーを外して、そのバッテリーを充電器に入れて充電してあげる必要があります。
もともとウェットモードで掃除できるのは12畳という貧弱なスタミナしかないので、大邸宅の広いフローリングなどを掃除させようとすると、掃除途中で行き倒れてしまうという危険性があるわけですが、まあ大多数を占める庶民レベルのキッチンであれば12畳くらいで事足りるだろうというのがメーカーの鋭い読みなのでしょう。
もう1点、注意が必要なのが、この「Braava jet 250」を使うためには、専用のクリーニングパッドを装着する必要があるということです。
もう1つの「Braava」である「300シリーズ」は、専用パッドは当然ありつつも、一応市販のお掃除シートも装着出来るようになっているのですが、この「Braava jet 250」は専用パッドを装着することで、パッドの種類に合わせた運転モードに自動で切り替わるという機能を備えているだけに専用パッドの使用が必須となっています。
となると、専用パッドのお値段は気になってくるところです。
専用パッドは「ウェット」「ダンプ」「ドライ」の3つの運転モードに対応した使い捨てタイプのものが10枚入りで、それぞれ950円(オフィシャル価格)となっています。1回あたり95円です。
また、洗濯して繰り返し使うことが出来るパッドも用意されています。
こちらは最大50回洗濯が可能となっていますが、3つの運転モードに対応したパッドが1枚ずつ入った3枚セットで、4,320円(オフィシャル価格)となかなかのお値段です。単純に計算すると洗濯1回あたりで30円ということになり、使い捨てタイプよりもお得ということになりそうですが、「ウェット」しか使わなかったりすると、結局同じくらいのコストとなります。
12畳程度の広さの掃除1回あたりで消耗品のコストとして100円掛かるというのは、決してお安い価格とは思えませんが、別にこの「Braava jet 250」を毎日動かす必要はないので、汚れが気になった時には、「Braava jet 250」に拭き掃除をお願いすることも出来る!というオプションがあると考えれば、アリなのかもしれません。
また、この「Braava jet 250」は、2016年発売の「Braava jet 240」の後継モデルとなりますが、機能面で違いはありません。
しかし、新しい「Braava jet 250」には付属パッドとして「洗濯可能ウェットパッド」が付いてくるので、価格が変わらなければ、新しい「Braava jet 250」の方がベターでしょう。
■Braava jet 250のスペック
発売 | 2019年6月 |
サイズ | 幅178×奥行170×高さ84mm |
重さ | 約1.2kg |
集じん容積 | - |
稼働時間 | - |
稼働面積 | 15畳(ウェットモード:12畳) |
充電時間 | 最大2時間 |
バッテリー寿命 | - |
乗り越え可能な高さ | - |
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