拭き掃除に特化したロボット掃除機、Braava(ブラーバ)の現行最上位モデルです。
ブラーバ ジェット m6 アイロボット 床拭きロボット
ブラーバシリーズには6月に「Braava jet 250」が投入されましたが、そのわずか1ヶ月後、2019年7月に登場したのが、この「Braava jet m6」です。
「Braava jet 250」は従来モデルのリニューアル版に過ぎませんでしたが、この「Braava jet m6」は全く新機軸のモデルとなります。
最大の違いは、ロボット掃除機としての知能の高さです。
従来のブラーバシリーズは障害物を避けつつ、床を機械的に往復して床を掃除していきますが、途中でバッテリーが切れてしまった場合はそこでおしまいでした。
しかし、この「Braava jet m6」には自動再開機能が搭載されているので、バッテリー切れになりそうな時には充電台に戻って来て、充電後に途中から掃除を続けることが出来ます。さらに間取りとして部屋を認識することが出来るため、掃除をする部屋としない部屋を区別して動かすことが出来ます。
また、最新のルンバである「i7シリーズ」とは連携させることが可能になっていて、まずルンバが床を掃除したあと、この「Braava jet m6」が続いて拭き掃除を行うようにすることも出来ます。
なるほど、ルンバの掃き掃除と、ブラーバの拭き掃除を合わせれば、完璧な床掃除が出来そうです。
しかし、この「Braava jet m6」ですが、率直に言って、あまりお安い製品ではありません。
本体価格はオフィシャルで69,880円+税です。下位モデル(?)となる「Braava jet 250」が29,880円+税なので、軽く2倍を超える金額となっています。
さらに、この「Braava jet m6」 は専用のクロスを装着して掃除を行う必要があります。専用クロスの価格は使い捨てタイプで1枚130円くらい、洗濯して繰り返し使えるタイプで1枚1,500円くらいと法外なものではありませんが、この専用クロスの価格も、この「Braava jet m6」の方が「Braava jet 250」よりもお高くなっています。
充電を繰り返して掃除が出来るこの「Braava jet m6」の掃除面積は最大60畳となっており、下位モデル「Braava jet 250」のウェットモードでの掃除可能面積の約12畳を大きく上回ります。マッピング機能やルンバとの連携機能を考えれば、メーカーにしてみれば当然の価格差ということなのでしょう。
ただ、ちょっと気をつけなければならないのが、拭き掃除専門モデルであるこの「Braava jet m6」は、段差を乗り越えたり、ラグやカーペットの上を走行することは出来ないということです。
つまり、いくら掃除再開機能があるといっても、バリアフリーでこの「Braava jet m6」が移動できるスペースが無ければ、続けて掃除をすることは出来ないのです。
また連携機能を使うためには、当然のことながらこの「Braava jet m6」の他に、 本体価格が10万円を超える「i7シリーズ」が必要となります。
コストは度外視して、ともかく最高のロボット掃除機を揃えたい、そしてもちろん家には、掃除が大変な広大なフローリングがあるよ、という場合にルンバとのセットで有力な候補となるモデルなのかもしれません。
■Braava jet m6のスペック
発売 | 2019年7月 |
サイズ | 幅270×奥行252×H90mm |
重さ | 約2.2kg |
集じん容積 | - |
稼働時間 | - |
稼働面積 | 最大60畳 |
充電時間 | 3時間 |
バッテリー寿命 | - |
乗り越え可能な高さ | - |
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