外観は前作「IC-FAC2」とそっくりです。
アイリスオーヤマ 強力 布団クリーナー ダークシルバー IC-FAC3
実際のところ、外観が似ているだけでなく本体サイズも同じとなっていて、もちろん本体の重さも同じです。そして、交換用のフィルター類も全く一緒のものを使用することになっています。
あれ?もしかして同じ?
と、一瞬思ってしまいそうになりますが、この「IC-FAC3」は毎分約6,500回という高速でふとんを叩きます。前作「IC-FAC2」は毎分約6,000回なので、回数的にはだいぶ増えることになります。
ただ、この「高速たたき」はゴミを浮き上がらせる効果があるとされているものの、6,000回→6,500回にたたき回数が増えたことが、その効果にどの程度影響するのかはよく分からないところもあります。
実際この「IC-FAC3」も 、前作「IC-FAC2」もハウスダスト除去率については約98%以上と同じになっているので、まあその程度の違いということなのかもしれませんが、それでも回数が少ないよりは多い方が良いはずです(たぶん)。
ちょっと気になるのは、この「IC-FAC3」は独自の「サイクロンストリームヘッド」による吸引力をウリとしていますが、この「サイクロンストリームヘッド」はヘッドの中にサイクロン気流を発生させるという少し独自すぎる構造をしています。
ヘッド内で縦方向のサイクロン気流を発生させてハウスダストを強力に巻き上げて吸い取るらしいのですが、単純にゴミを吸い取るのと何が違うのか、そもそもヘッド内にそんなに強力なサイクロン気流が発生するのか、正直なところよく分かりません。
さらに、このヘッド内で発生した縦方向のサイクロン気流と本体内部の横回転のサイクロン気流を組み合わせることで、優れた吸引力を発揮するとされている点にいたっては、この「IC-FAC3」にそれほど高性能のサイクロン機構が搭載されている雰囲気が無いだけに、かえって不安要素となってしまいそうな恐れすらあります。
ただ、ともかくハウスダスト除去率は98%以上となっているので、それなりにゴミを吸い込んでくれるのは間違いないのでしょう。そして、この「IC-FAC3」には細かなゴミを検知する「高感度ダニちりセンサー」が搭載されているので、ゴミの残り具合を確認しながら掃除をすることが出来ます。
また重要な点として、この「IC-FAC3」は本体の重さが約1.6kgと、かなり軽量なふとんクリーナーとなります。手で持って細かな操作をすることが多い布団の掃除においては、本体が軽いことは大きなメリットとなるでしょう。排気を利用してふとんを温める温風機能については衛生面が気になるところですが、きちんとフィルターを定期的に交換していれば特に問題はないでしょう。
ただ、これらのもろもろの機能については前作「IC-FAC2」も同じとなっていて、結局のところ500回分のたたき回数以外についてはこの「IC-FAC3」と前作「IC-FAC2」との間に実質的な違いはありません。本体価格が安くなっている前作を見つけた場合は、そちらを選択しても満足感に大きな差は無さそうです。
■IC-FAC3のスペック
発売 | 2019年6月 |
集じん容量 | 0.2L |
吸込仕事率 | - |
消費電力 | 400W |
運転音 | - |
サイズ(使用時) | 幅250×奥行459×高さ212mm |
サイズ(収納時) | 幅250×奥行144×高さ403mm |
重さ | 約1.6kg |
◼︎交換が必要な消耗品
「使い捨てフィルター(CF-FT1)」(25枚入り)※使用ごとに交換
アイリスオーヤマ 布団クリーナー用使い捨てフィルター 25枚入り CF-FT1
集じんフィルター(CF-FS2)」(2個入り)※1年目安で交換
アイリスオーヤマ 布団クリーナー 超吸引 集塵フィルター 2個入り CF-FS2
「排気フィルター(CF-FH2)」(2個入り)※1年目安で交換
アイリスオーヤマ 布団クリーナー 超吸引 排気フィルター 2個入り CF-FH2
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