日立のスティッククリーナーの主力モデルには自立するタイプと自立しないタイプがあり、この「PV-BEH900」は自立しない方の上位モデルとなります。
シャンパンゴールド↓
日立 パワーブーストサイクロン コードレス PV-BEH900-Nシャンパンゴールド
ブルーイッシュシルバー↓
日立 パワーブーストサイクロン コードレス PV-BEH900-Sブルーイッシュシルバー
日立のスティッククリーナーの主力モデルは、自立するタイプも、自立しないタイプも、両方とも名前が「パワーブーストサイクロン」となっています。自立するタイプが「PV-BE700」と「PV-BE400」の2モデル。そして自立しないタイプがこの「PV-BEH900」と下位モデルとなる「PV-BEH800」の2モデルです。
どうして自立するモデルと自立しないモデルの名前を一緒にしたのでしょうか?
単に区別がつきにくくて紛らわしいだけのような気がしてしまうのですが、ここにはメーカーの深謀遠慮が秘められているのでしょう、たぶん。
自立するのとしないと、どっちが良いかと聞かれたら、せっかくなら自立してくれる方が良いような気がしますが、実はこの「PV-BEH900」を含む、自立しないモデルの方が上位シリーズ扱いとなっています。
これは少し不思議です。
自立するモデルも、自立しないモデルも、メインの床用ヘッドは同じとなっていて、メカ的な心臓部にあたるサイクロン機構もほとんど同じです。バッテリーの充電時間も、使用出来る時間も同じなのです。
それなのに、なぜ自立しないモデルの方が上位扱いなのでしょうか?
この「PV-BEH900」を含む自立しないモデルには多彩な付属品が装着可能で、さまざまな場所を掃除できる使い勝手の良さがウリとなっています。
特に上位モデルであるこの「PV-BEH900」には、メインの床用ヘッド以外に実に5点の付属ブラシが付いて来る上に、延長パイプ、さらにホースまで付いてくるという充実ぶりです。自立するモデルの上位機 「 PV-BE700 」にも3つの付属ブラシがありますが、ホースなどは付いてきません。
付属ブラシが多ければ、掃除をする時にその分便利ということは、まあ確かでしょう。
そして、もう1つ大きな違いがあります。
この「PV-BEH900」 を含む自立しないモデルは、バッテリーが取り外し出来るカートリッジ式になっていて、簡単にバッテリーの交換をすることが出来ますが、自立するモデルはバッテリーを交換する際にドライバーを使ってフタを開け、リード線をニッパーで切断しなければバッテリーを取り外すことが出来ません。当然、新しいバッテリーを装着する際にはリード線をつなぐ必要があるわけです。
これは面倒です。
このため、自立するモデルは電池の交換を販売店などに依頼することが推奨されていますが、もちろん交換作業も有料となります。
、、、。
付属ブラシの数なんかよりも、このバッテリー交換の面倒くささの方が負担感がありそうです。自立するモデルと自立しないモデルの最大の違いは、もしかしてこのバッテリー交換の手間なのかもしれません。色々な意味で使い勝手の良いのが、自立しないタイプの「パワーブーストサイクロン」と言えるでしょう。
下位モデルとなる「PV-BEH800」は基本的に付属品が少ないだけなので、玄関マットなど屋外に近い場所用の「ハードブラシ」、窓のサッシなど細かなホコリを掃きながら掃除できる「ほうきブラシ」、そしてLEDライトの付いた「スマートホース」が付いてこないと言われて、それほど気にならない場合は、下位モデルの「PV-BEH800」でも問題はないでしょう。
■PV-BEH900のスペック
集じん容量 | 0.2L |
吸込み仕事率 | - |
運転時間 | 強:約8分 標準:約40分 |
充電時間 | 約3.5時間 |
運転音 | - |
サイズ | 長さ308×幅255×高さ1012mm |
重さ | 2.1kg(本体1.5kg) |
バッテリー寿命 | 充放電約1,100回 |
バッテリー価格 | 12,000円+税 |
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