別に特徴は無いかもしれないけど、だから何？みたいな日立の扇風機「HEF-DC300」

外観に特徴を出さない。もしかするとそんな特徴があるのかもしれない日立のリビング扇です。実質的には今シーズンモデルのNO.2となります。



日立 扇風機 DCモーター リモコン付き HEF-DC300

当たり前ですが、最上位モデルとNO.2モデルには差があります。

まず、現在の最上位シリーズの今シーズンモデル「HEF-DC5000」が「ハイポジション扇」とされているのに対し、この「HEF-DC300」は「リビング扇」となっています。

その名が示すように背の高さが違うのです。「HEF-DC5000」は最低の高さが81cmで最高の高さが110cmですが、この「HEF-DC300」は最低が73.5cm、最高が95cmと低くなっています。

また、風量の調整も「HEF-DC5000」の8段階→6段階へと減っています。さらに「HEF-DC5000」にある温度センサーも無く、今回から「HEF-DC5000」に搭載されたリモコンでボタンを押せば、リモコンの方を向いてくれるという新機能「こっち向いてボタン」も、この「HEF-DC300」にはもちろんありません。

最上位モデル「HEF-DC5000」も、他社の最上位モデルと比べると、あまりこれといった特徴の無いシンプルなタイプの扇風機ですが、この「HEF-DC300」はそこからさらに特徴が削ぎ落されたかのような製品となっています。「DCモーター搭載、スタンダードモデル」という、この「HEF-DC300」に付けられたキャッチコピーは、その特徴の無さをよく表しています。兄貴分の最上位モデル「HEF-DC5000」のキャッチコピーが「DCモーター搭載、ハイエンドモデル」であるのも実に納得がいきます。

ただ、アッと驚くような特徴が無かったとしても、それでこの「HEF-DC300」が使えない製品となってしまう訳ではないところも、兄貴分の「HEF-DC5000」と同じです。

DCモーター搭載により、当然消費電力は抑えられており、微風運転も得意です。使うかどうかはその人次第ですがリモコンはありますし、オフとオンを同時に設定できるタイマーも付いています。

並べてみても、やっぱり特別な感じは無いのですが、どうしてもこの製品はダメだというところも見つけられないので、価格次第ではアッと驚くような特徴を備えた製品とも十分勝負出来るかもしれません。

■HEF-DC300のスペック