ホワイト/シルバー↓
ダイソン テーブルファン(ホワイト/シルバー) AM06DC30WS
ブラック/ニッケル↓
ダイソン テーブルファン(ブラック/ニッケル)AM06DC30BN
すっかりお馴染みとなったダイソンの羽の無い扇風機です。
完成されたデザインのせいか、パッと見では旧モデルと大差ないように見えます。
しかし!
この「AM06」は一部ささやかれていたダイソンの弱点である騒音問題に真っ向から取り組んだ製品なのです。
なんと、音を最大で75%も小さくしたのだそうです!
おおー!
75%、これはスゴいのではないでしょうか?
いったい、今までの音は何だったのか!という怒りすら覚えかねない圧倒的な性能アップです。
さらに最大40%の省エネも実現しました。
おおおー!
静かになって、省エネ!
そしてさらに、この「AM06」には、リモコンやスリープタイマーという新しい機能も搭載されました。
いやー、もう扇風機はコレで決まりでしょ。
という雰囲気をメーカーは醸し出していますが、もちろんこれに簡単に同意するわけにはいきません。
なにしろ、今回の目玉である騒音の低減ですが、75%カットして結局どれくらいの騒音になったのかがよく分からないのです。
騒音は最小で23.7dBのようですが、これが75%カットされた数字なのか、それとも最大風量の方でカットされているのかは不明です。そしてそもそものところ、最小23.7dBという運転音は特別優れた数字ではありません。
騒音目安を最小での数字しか記載しないというのは、別にダイソンに限った話ではありませんが、製品を検討する際には少し不親切という印象はぬぐえません。
ダイソンによると「デシベル数は条件において一定の測定基準がないため、客観的なデータが得られないため採用しない」ということのようですが、製品が出す音のレベルについてメーカーが計測していないとは思えません。これだけ静音性の向上をアピールしてくるなら、たとえ独自の基準だとしても、もう少し参考となるような指標を出して欲しい感じはしてしまいます。
騒音に限らず、ダイソンさんは日本国内で既に確立されたブランドになっている意識があるためか、基本的に上から目線です。
「次世代のパワフルな風」
と仰々しいコピーが付いているのに、肝心の風量がどれくらいなのかは不明だったりします。
まあ、実機を確認すれば済むことなのかもしれませんが、風量くらい記載してくれてもバチは当たらないのではないでしょうか?
騒音の改善について「半球体状に配置された10個のマイクを用いバイノーラル方式で音の質を研究した」とか小難しい説明をするのではなく、もう少し一般庶民の方に歩み寄って欲しいところです。
まあもしかすると、それがダイソンさんにとっての「ブランドの価値」ということなのかもしれません。
だからさ、細かい話はいいじゃない。
ダイソンだよ?ダイソン?
ね、分かるでしょ?
ダ・イ・ソ・ン。
まあ、別に悪い製品ではないのでしょう。
ただ、ダイソンさんの上からの視線と姿勢に素直に従えるかどうかには、個人差があるかもしれません。