中国メーカー、ハイアールの傘下にあるアクアの掃除機です。「アクア」は当初ブランドという扱いでしたが、「アクア」を社名に組み込み、ハイアールは後ろに控えるフォーメーションを取ることとなったようです。
店舗用クリーナー
AQC-SF10C
2014年4月発売モデル。価格目安:12,000円くらい。
使いやすさと効率を追求した設計で快適なクリンリネスを
店舗用クリーナーが先頭に来るという斬新なラインアップの構成です。消費電力1100Wながら、吸込仕事率は200Wと格別高くはありません。しかし、大容量5リットルという集塵容量が店舗用というイメージを裏切りません。本体サイズも直径355mm、高さ387mmの円筒型で、重さは7.6kgと重厚感たっぷりです。ガバガバとゴミを吸込み、まさにザルのような巨大な布製フィルターで漉しとっていく、クジラのような掃除機です。
コードの長さは10メートルと店舗規格になっていますが、業界唯一だという手動式のコード巻取り機構が付いているので、頑張れば綺麗にコードを巻き取ることが出来るのでしょう。どうやら「店舗用クリーナー」という触れ込み通り、家庭での使用には全く向いていないようです。
ロボットクリーナー
AQC-SN100
2014年11月発売モデル。価格目安:44,000円くらい。
苦手なお掃除をスヌーピーが手伝ってくれるよ!
「スヌーピーが手伝ってくれる」とありますが、スヌーピーは本体の上部にステッカー(?)として貼られているだけのようです。初回生産分は充電台が犬小屋型になっている仕様だったようですが、現在は終了して普通の充電台になっているため、スヌーピーらしさはあまり無い感じです。
ロボット掃除機として、特に目立った特徴はなく、「ティッシュでブロック」というフィルターの手前に市販のティッシュを挟むことで、フィルター掃除の手間を減らすことが出来るという、感動とはほど遠い小ワザがあるくらいのようです。どうしてもスヌーピーに掃除をしてもらいたい場合も、どれか好みのロボット掃除機に、スヌーピーのシールを貼れば、この「AQC-SN100」とそれほど変わらないスヌーピー感を得られそうな感じがしてなりません。
掃除機
AQC-LX1E
2017年2月発売モデル。価格目安:24,000円くらい。
パワフルな吸引力と長時間運転を実現。家中おまかせコードレスクリーナー。いつでもキレイ、すぐに使える2in1コードレス
標準で約50分、強でも25分という比較的長めの運転時間を誇るコードレスクリーナーです。ハンディ部分を取り外すことの出来る、どこかで見たことのある2in1構造ともなっています。
ただ、メーカー得意のフィルター前に市販をティッシュを装着してから掃除を行う「ティッシュでブロック」という小ワザを推奨していることからも分かるとおり、あまりゴミの分離は得意ではないようです。充電時間も5時間となっていて、それほど高性能な感じはしません。そして他に目につく特徴もないので、どうしてもこの「AQC-LX1E」を手に入れたい!という気持ちに持っていくことは、それほど簡単なことではないでしょう。
AQC-DX1D
2015年12月発売モデル。価格目安:22,000円くらい。
AQUAのコードレススティッククリーナーが大人気のSTARWARSキャラクター、ダース・ベイダーとストームトルーパーデザインになって登場。さらにキャリーハンドルもついてますます使いやすくなりました
充電時間は4時間半で標準なら32分、強なら21分と特別長くもなく、また特別短くもない稼働時間となっています。どこかで見たことのある2in1構造となっていて、バッテリーの寿命が切れたときはハンディ部分ごと交換となります。ハンディ部分は7,400円と比較的良心的な価格設定となっていますが、寿命も1年半が目安となっていて、それほど長寿命ではありません。ティッシュをフィルターの手前に装着しておかないとお手入れが大変になりますよ!という脅しめいた注意がされているところもアクアの他の掃除機と同様です。
結果としてこれらの特徴から、どうしても「AQC-DX1D」を使いたい!という結論を導き出すことは、それほど簡単なことではないでしょう。STARWARSのキャラクターの力に頼りたくなる気持ちもよく分かります。スヌーピーのロボット掃除機と同様、本体にそれっぽいステッカーが貼ってあるだけなんじゃないの?という疑念は消えないのですが、それでも良い!という人もやっぱりいるのかもしれません。
AQC-SX1E
2017年2月発売モデル。価格目安:22,000円くらい。
どこでもサッと、すみずみキレイ。長持ち&軽快コードレス
「STARWARS」タイアップの「AQC-DX1D」の1代後のモデルということになりますが、仕様上は違いが見当たりません。もしかすると細かな違いはあるのかもしれませんが、「STARWARS」のステッカーが貼ってないという違い以上のものではないような気がします。最新モデルながら、旧モデルの方がステッカーの分だけ魅力があるかもしれないという、ちょっと残念な感じになっています。
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