ブラック/グラファイト↓
スチールブルー/プラチナ↓
ルナホワイト/ソフトゴールド↓
「Charge 5」のポイント
●身体の状態を確認する機能が充実しています。
●トレーニングでも普段使いでもオールマイティーに使うことが出来ます。
●有名ブランドの製品で安心感があります。ただ製品価格は高めです。
充実した計測機能
この「Charge 5」は活動量計として一般的な日々の歩数や移動距離などのほか、心拍数、呼吸数、睡眠状態、運動時の最大酸素摂取量を計測することが出来ます。皮膚の電気活動を計測することで身体と心の状態を詳しく知ることの出来る機能も新しく搭載されています。この「Charge 5」をいわゆる活動量計として考えると、かなり高機能な製品となりますが、この「Charge 5」が計測出来る項目それ自体は、もはや特殊なものではなくなって来ています。この「Charge 5」が優れているのは、自分のフィットネスレベルだったり、貯まってしまっているストレスについて教えてくれるなど、計測した数値を分かりやすく示してくれるところでしょう。
オールマイティーに使うことが出来る
この「Charge 5」は、毎日を健康的に過ごすためのサポートをしてくれます。毎日着用することで運動量や体調の変化を視覚化することが第1の目的となりますが、運動時には心拍ゾーンを示すことで負荷を調整することが出来たり、端末単独でのGPSを搭載しているので、ウォーキングやランニングを始めた時、スマホ無しでもペースや距離を記録していくことが出来ます。毎日の生活の中で積極的に運動をしている人にとって使いやすい機能が多く組み込まれていると言えるでしょう。有料サービスの「Premium」に加入する必要はありますが、ダイエットやフィジカル強化など、自分の目的に合わせたプログラムを選択して、エクササイズのアドバイスを受けることも出来ます。
それでいて、この「Charge 5」はエクササイズ一辺倒というわけではありません。睡眠状態やストレスをスコア化するなど、日々の活動全体をデータ化出来るので、自分の心身の健康を大切にしたいと考えている人であれば、特に運動をしていない人にとっても、興味の持てるデータを収集してくれます。また着信やSNSなどの通知機能はもちろんのこと、Suicaに対応した決済機能まで搭載していて、単なるウェアラブル端末としても便利です。
ただ、運動習慣の有無に関係無く関わらず使える機能があるというのは、使い勝手が良い感じがする反面、使う人によっては、中途半端な存在となってしまう危険性もあるかもしれません。運動用であれば、ランニング系の製品など、もっと細かなデータを把握出来るモデルもありますし、普段使いならアプリの入れ換えなども出来る、いわゆるスマートウォッチの方が便利かもしれません。この「Charge 5」は、比較的手頃な価格でオールマイティーに活躍してくれる端末ではありますが、決して最高性能のモデルではありません。
安心感と価格のバランス
この「Charge 5」が収集する身体データは、かなりプライベートなものとなるので、そのデータを託せる端末には安心感が欲しいところです。その点、FitbitはGoogleが所持しているブランドという点で有利な位置に付けていると言えるでしょう。安心感や信頼性といったブランド力でFitbitに対抗出来るのは、Apple、Garminなど限られたブランドとなるでしょう。
ただその安心感は当然のことながら、製品価格にも組み込まれています。この「Charge 5」の実勢価格は2万円くらいとなっています。最新モデルだと5万円以上、通話の出来るモデルだと10万円を超えるモデルもあるAppleの「Apple Watch」はもちろんのこと、主力モデルが5万円くらいのGarminのランニングウォッチと比べても安価なモデルと言えます。しかし、もちろんこの「Charge 5」は「Apple Watch」のようなスマートウォッチでもなければ、Garminの主力ランニングウォッチのようなアスリート向けのモデルでもありません。基本は活動量計なのですが、普通に活動量計として使えれば十分という場合、世間にはもっとずっと安価なモデルも存在することを意識しないわけにはいかないでしょう。しかもこの「Charge 5」の機能をフル活用したい場合は有料サブスクサービスの「Premium」に加入する必要があります。「Premium」の利用料は月額640円です。1年で約8,000円弱掛かることを考えると、決してお安い端末だとは言えないでしょう。
まとめ
この「Charge 5」は自分の体調管理に役立つ機能をたくさん搭載しています。ただ、ガッツリ運動寄りなアスリートな人だったり、ともかく便利に普段使いしたいという意識高い系の人にとっては、物足りなさを感じてしまう可能性もあるかもしれません。しかし、目の色を変えて運動したいわけじゃないし、特別高機能じゃなくても良いし、使いやすくて安心感のあるモデルならそれで良いんだけど、、、という、ごく普通寄りな人がフィットネス系の端末を探す場合には、高確率で候補として浮上してくることでしょう。それなりの機能と価格をハイバランスで実現している、ある意味無難なモデルと言うことが出来そうです。
■Charge 5のスペック
発売 | 2021年9月 |
測定項目 | 歩数・距離・カロリー・心拍数・最大酸素摂取量・血中酸素ウェルネス・睡眠状態 |
心拍計測機能 | あり |
GPS機能 | あり |
バッテリー持続時間 | 最大7日間 |
充電時間 | 2時間 |
サイズ | 手首周り:(S)130~170mm・(L)170~210mm |
重さ | 29g |
防水レベル | 水深50M |
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