アイリスオーヤマのキャニスター掃除機はモデル数こそ多いものの、新製品の投入はそれほど頻繁ではありません。本体が軽めの製品が充実している印象ですが、性能については目新しかったり、画期的ということは特にありません。もともと製品ラインアップをキッチリと整理するメーカーではありませんが、ただでさえ製品数が多いうえに、似たような機能のものや、既に販売中止となっている製品も混在していて、実に分かりにくいラインアップとなっています。まあ要するにキャニスター掃除機にはあまり力を入れてませんよ、ということなのかもしれません。
キャニスタークリーナー
IC-BTP3
2018年11月発売モデル。価格目安:15,000円くらい。
ラインアップでは最高の性能を持つと思われる自走式のパワーヘッドを搭載する紙パック式の掃除機です。本体1.8kgの「超軽」仕様となっています。吸込仕事率は110W、消費電力も550Wとパワー面に不安を残しますが、前向きに見れば省エネモデルと言えるのかもしれません。
IC-BTA4
2018年11月発売モデル。価格目安:9,000円くらい。
空気の力でブラシを回す「ワイドタービンヘッド」を備えた紙パック式の掃除機です。「ワイド」や「タービン」などと言ったところで、つまりは「パワーヘッド」より安価な仕様ということです。本体については「IC-BTP3」とほぼ共通のようですが、床用ノズルとホース回りには違いがあります。
IC-B102
2019年6月発売モデル。価格目安:7,000円くらい。
回転ブラシを持たず、吸引口からゴミを吸い込むだけのシンプルモデルです。「強力吸引」をうたっていますが、他のモデルと比べて、特別吸引力が高いということもありません。価格最重視のモデルと言えるでしょう。
IC-CTP2
2018年11月発売モデル。価格目安:11,000円くらい。
現行のラインアップでは床用ヘッドとして最高の性能を持つと思われる自走式のパワーヘッドを搭載したサイクロン式の掃除機です。本体の重さが1.9kgの軽量仕様となっていますが、吸込仕事率も100Wと低めになっていて、軽さと吸引力の二兎は追わない姿勢を鮮明にしています。
パワーヘッドがぐんぐん進み ぐんぐん吸引!
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IC-CTA3
2018年発売モデル。価格目安:17,000円くらい。
「IC-CTP2」と同じ仕様の本体となっていますが、床用ノズルは「自走式サイクロンパワーヘッド」→「ワイドタービンヘッド」へとランクダウンしています。本体1.9kgの軽さのみを長所としているモデルです。
IC-C100TE
2019年6月発売モデル。価格目安:8,000円くらい。
吸い込む風の力でブラシを回す「タービンヘッド」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。「パワフル&軽量」をうたってはいますが、200Wの吸込仕事率はそれほど「パワフル」とは言えず、使用時の標準状態で5.1kg、本体だけでも3.8kgという重さを「軽量」と言い切るのもためらわれてしまう悩ましいモデルです。もちろん何か特別な機能があるということもありません。
IC-C102
2019年6月発売モデル。価格目安:7,100円くらい。
回転ブラシを持たない「ノーマルブラシ」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。吸引口に入ったゴミを吸うことに特化したシンプルモデルとなっています。このモデルを検討する際に、まず確認すべきは価格ということになるのはやむを得ないところでしょう。
IC-CN100
回転ブラシを持たない「ノーマルブラシ」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。「小さくてもハイパワー」という触れ込みですが、通常使用状態での重さが4.3kgという本体+付属品は特別小さいということはありませんし、170Wという吸込仕事率からは特別ハイパワーという感じもして来ません。もちろん基準をどのあたりに置くかという話でもあるので、仕様と本体価格とをよく見比べてみてください、ということなのでしょう。
小さくてもハイパワー
IC-C100K
2013年7月発売モデル。
静音性をウリとする珍しいタイプのサイクロン掃除機です。運転音は53〜62dBとなっていて、なるほど静かめな掃除機だという感じがあります。毛を巻き込まずに吸い取れるという「毛取りヘッド」を床用ノズルとしています。かなり特徴的な製品ですが、後継モデルが登場して来ないということは、それほど評価が高くないということを表しているのかもしれません。
夜や早朝のお掃除にもおすすめな音の静かなコンパクトサイクロンクリーナーです
IC-C100TKE
2019年9月発売モデル。
毛を巻き込まずに吸い取れるという「毛取りヘッド」を床用ノズルとしているサイクロン掃除機です。「毛取りヘッド」には回転ブラシが無いので巻き込みたくても巻き込めないという感じもありますが、ペットを飼っていたりして「毛」の掃除が大きな関心事という場合には検討する価値があるのかもしれません。個性的なヘッドの他には掃除機として目立つ特徴はありません。
ホコリやペットの毛も逃さずキャッチ&吸引
IC-C100
2016年6月発売モデル。
回転ブラシを持たない「ノーマルブラシ」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。ほとんど違いが見当たらない後継モデルとして「IC-102」があります。シンプル=価格重視のモデルと言えるでしょう。
家中まるごとパワフル吸引
IC-BT1
2017年5月発売モデル。
本体の重さが1.8kgという軽さを特徴とする紙パック式の掃除機です。ヘッドの内部に縦回転のサイクロン気流を発生させて、効率よくゴミを吸い上げるという摩訶不思議な「サイクロンストリームヘッド」を床用ノズルとしています。吸い込むパワー自体はやはり回転ブラシがあった方が良いようですが、床面を傷つけにくいというメリットがあるようです。軽さと不思議ヘッドの他にはこれといった特徴はありません。
業界最軽量クラス。本体質量1.8kg
IC-B10
2016年4月発売モデル。
回転ブラシを持たない「ノーマルブラシ」を床用ノズルとする紙パック式の掃除機です。シンプル=特徴の無い製品となっていて、その仕様は「IC-B102」とほぼ共通です。発売年度の古いこのモデルの方がベースモデルと言えるかもしれません。
コンパクトサイズの紙パッククリーナー
KIC-BTP2
2018年7月発売モデル。価格目安:29,000円くらい。
自走式の「サイクロンパワーヘッド」を床用ノズルとする紙パック式の掃除機です。本体が1.8kgという「超軽」仕様に加えて、細かなゴミを検知する「ほこり感知センサー」を搭載したハイテクモデルとなっていますが、高性能モデルと言って良いかどうかは悩ましいところかもしれません。特に110Wという吸込仕事率や、550Wという消費電力はパワー面に不安を感じさせる要因と言えるでしょう。似たコンセプトのモデルのサイクロン式掃除機「KIC-CTP1」の紙パック式バージョンという位置づけとなっています。
KIC-CTP1
2018年6月発売モデル。価格目安:29,000円くらい。
自走式の「サイクロンパワーヘッド」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。本体が1.9kgという「超軽」仕様に加えて、細かなゴミを検知する「ほこり感知センサー」を搭載したハイテクモデルとなっていますが、高性能モデルと言って良いかどうかは悩ましいところかもしれません。特に100Wという吸込仕事率や、650Wという消費電力はパワー面に不安を感じさせる要因と言えるでしょう。似たコンセプトのモデルの紙パック式掃除機「KIC-BTP2」のサイクロン式バージョンという位置づけとなっています。
本体重量約1.9kgで、業界最軽量クラスのサイクロンクリーナーです
IC-100CT
2014年2月発売モデル。
吸い込む風の力でブラシを回す「タービンヘッド」を床用ノズルとするサイクロン式の掃除機です。「高機能でコンパクト」という触れ込みですが、特に目立った機能を持たないこのモデルのどのあたりが「高機能」なのか、幅220×奥行304×高さ256mm、通常使用状態での重さが4.8kgというこのモデルをはたして「コンパクト」と言えるのか、大変難しい感じがしますが、価格とのバランスを考えた相対的な評価ということなのかもしれません。
高機能でコンパクトなサイクロン掃除機
IC-C90
2013年9月発売モデル。価格目安:くらい。
回転しないブラシを出し入れすることが出来るアナログ感のあるサイクロン式の掃除機です。吸引力の調整もアナログで可能となっています。大きくドッシリとした本体は重厚感がありますが、それは手軽に掃除をしたい場合に求められる要素とは少し異なるかもしれません。
頼れるパワーでお掃除をアシスト
KIC-CTA3
2019年4月発売モデル。価格目安:くらい。
空気の力でブラシを回す幅広の「ワイドタービンヘッド」を備えた紙パック式の掃除機です。ヘッドの幅が広いと、少ない動きで掃除を進めることが出来ることは間違いありませんが、特徴がそれだけとなると、他に便利な機能がある製品と比べたときに見劣りしてしまうのも仕方ないかもしれません。
幅27cmのワイドタービンヘッド搭載
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