ホコリを捨てても室温を見張るシャープの空気清浄機「KC-G50」

2016年モデルの加湿空気清浄機です。

ホワイト系


シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター 13畳 / 空気清浄 23畳 ホワイト KC-G50-W

グレー系


シャープ 加湿空気清浄機 プラズマクラスター搭載 グレー KC-G50-H

シャープの空気清浄機、2016年の最上位モデルは「KI-GX100」、次いで「KI-GX75」でした。どちらも、フィルターの自動掃除機能、そして人工知能ココロエンジンを搭載してコミュニケーションすることも出来るプレミアムモデルです。

そして、スタンダードモデルという位置付けで「KI-GS70」と「KI-GS50」が続きます。スタンダードという文言通り、自動掃除機能やコミュニケーション機能を省略して普通の機能に絞った実用的なモデルです。

この「KC-G50」は、その下に位置するモデルです。

フィルター構造自体はスタンダードモデルと同じです。しかし、シャープの空気清浄機の代名詞とも言える必殺プラズマクラスターが25000→7000へとランクダウンしています。

そして最も大きな点は、この「KC-G50」にはホコリセンサーが搭載されていないということでしょう。

ニオイセンサー、さらには照度センサーや、温度センサーまでもが付いているのですが、この「KC-G50」は、細かなチリや花粉を感知することが出来ません。

たとえ、この「KC-G50」を舞い立つホコリの中に置いたところで、そこから悪臭がしない限りは、この「KC-G50」は無反応なのです。

それって空気清浄機としてどうなのでしょう?

という気もしないでもありませんが、このようなセンサー落としをされたモデルは、国内大手メーカーのラインナップには大抵存在します。

センサー落としをすると何か良いことがあるのでしょうか?

、、、。

おそらく、その分は価格を下げることが出来るのでしょう。この「KC-G50」を含め、センサー落としをされているモデルが下位モデルに多く見られることを考えても、価格の要素は大きそうです。

ただ、この「KC-G50」はホコリセンサーが無いにもかかわらず、危険な室温の変化を教えてくれる「高温・低温みはり機能」は搭載しています。

「みはり機能」は、文字通り見張っているだけで、室内が異常な温度になったからといって、別にこの「KC-G50」自体に室温を調整する機能があるわけではありません。それなら普通にホコリセンサーが付いていた方が良いような気がしてしまいますが、メーカーの判断は違うようです。

まあ、空気清浄機メーカーとして国内で高い認知度を誇るシャープのことですから、その判断にはきっとしっかりした根拠があるのでしょう。

5.1㎥/分という最大風量、500ml/時という加湿量は、どちらも特別パワフルとは言い難いですが、絶望的に貧弱と言うほどでもありません。まさにそこそこという感じのパワーと、そこそこの機能を備えた、そこそこの空気清浄機と言うことが出来そうです。

■KC-G50のスペック

サイズ幅399×奥行230×高さ615
重さ約7.7kg
適用畳数(プラズマクラスター)約13畳
風量(空気清浄)1.0→2.8→5.1㎥/分
風量(加湿時)1.0→2.4→3.4㎥/分
運転音(空気清浄)20→38→52dB
消費電力(空気清浄)3.3/2.8→13→54W(50/60Hz)
センサーニオイ・温度湿度・照度
加湿量200→400→500ml/時
タンク容量約2.5リットル
交換品集塵フィルター・脱臭フィルター・加湿フィルター・Ag+イオンカートリッジ

■別売品
「集じんフィルター(FZ-D50HF)」
価格目安:4,400円+税/交換目安:約10年

シャープ 加湿空気清浄機用 交換集じんフィルター HEPAフィルター FZ-D50HF

「脱臭フィルター(FZ-F50DF)」
価格目安:4,000円+税/交換目安:約10年

シャープ 加湿空気清浄機用脱臭フィルター FZ-F50DF

「加湿フィルター(FZ-Y80MF)」
価格目安:2,600円+税/交換目安:約10年

シャープ 加湿フィルター 加湿空気清浄機用 FZ-Y80MF

「Ag+イオンカートリッジ(FZ-AG01K1)
価格目安:900円/交換目安:約1年

シャープ 加湿空気清浄機用 Ag+イオンカートリッジ FZ-AG01K1

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