ハイアール「アクアAQW-DJ7000」

左開き↓(右開きもあります。もちろん)



AQUA AQW-DJ7000-LW(洗濯9.0kg/乾燥6.0kg)左開き

中国のハイアールグループの洗濯機です。
旧三洋電機の技術が引き継がれているため、「アクア」ブランドでの展開となっています。

「洗濯を科学し、洗濯の常識を変える」

のだそうです。

大きく出て来ました。

洗濯を科学した結果、どうなるのかというと、

洗濯はお湯で行った方が汚れが落ちるのだそうです。

、、、。

あまり、驚きはありません。
冷たい水より、温かい水の方が汚れが落ちるというのは、まあその通りでしょう。

しかし、、、まさか、、、!

そう、この「AQW-DJ7000」は水を温めてお湯にしてから、洗濯をすることが出来るのです!

なんと!ヒーターで水を加温して、お湯にするというのです!

うおー!

水が冷たいなら、温めてしまえ!
というチカラ技の湯沸かし洗濯機です。

これは、、、すごい、、、。

すごい、電気代が掛かりそうです、、、。

ちなみに、この「AQW-DJ7000」が冬場の水道水(5℃)の水を最高温度(50℃)にするまでに約135分掛かるそうです。

、、、。

2時間15分。
映画1本終わってしまいます。

その際の電気代の目安は約36円だそうです。
700Wぐらいのヒーターを搭載しているということになりそうです。

いったい、何が悲しくて電気ヒーターでお湯を沸かさなければならないというのか、、、。
そんなことなら、ガスコンロでお湯を沸かした方がよっぽど早そうです。

そして、もちろんメーカーもそんなことは百も承知です。
風呂水の使用、これが最初から想定された機能なのです(たぶん)。

使い終わった後すぐの風呂水(40℃)を50℃にする場合、時間は約30分。電気代は約8円だそうです。
それでも30分、という感じもしますが、これなら一応使える機能と言えそうです。

そして、「洗濯を科学」するというのは、お湯を利用することだけではありません。

この「AQW-DJ7000」はオゾン生成装置を搭載しており、オゾンを利用した洗浄を行うことが出来ます。
強力なオゾンの殺菌効果を利用することで、風呂水を殺菌し、すすぎ水としてしまうのだそうです。

これにより、全工程を風呂の残り湯で行うことが出来るというのです!
「水道水0円洗濯!」というコピーもしっかり付けられています。

おおー!

水道水0円というと、ちょっと語弊がありそうですが、確かに偽りではありません。

そして、オゾンは洗濯時に使用されるだけでなく、水で洗えないものをドラム内で空気洗浄したり、ドラムの洗浄機能に使用されたりと大活躍です。

「お湯」と「オゾン」。

「洗濯の常識」が変わるというと、ちょっと大げさな感じがしますが、他のメーカーに無い機能であることは確かです。

ただ。

お湯を作るのにも、オゾンを作るのにも電気が掛かります。

しかし、この「AQW-DJ7000」では消費電力量が伏せられているのです。

えええー!!

それは無いんじゃないですか!?

と思わざるを得ません。

わずかに洗濯時(9kg)の消費電力量が90Whであることが記載されていますが、肝心の洗濯〜乾燥時の消費電力量が分からないのです。

、、、。

これでは、いくら「水道水0円」でも、電気代の方が気になってしまいます。
正直言って、洗濯時の90Whも特別優れているとは言えない数字なだけに余計です。

どうやら、科学は得意なのに、経済は苦手な理系君洗濯機ということのようです。

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