ほとんどサーキュレーターなシャープの小型扇風機「PJ-G2DBG」

コードレスで使えるシャープの小型扇風機のナンバー1モデルです。



シャープ プラズマクラスター扇風機 3Dファン PJ-G2DBG-C

この「PJ-G2DBG」の高さは550〜670mmです。羽根の径も30cm未満です。通常のリビング用扇風機の高さは1メートル前後なので、だいぶ小さい扇風機ということになります。

それもそのはず。

この「PJ-G2DBG」はリビングに常時設置して使う扇風機ではありません。最大の特徴は、本体内にバッテリーを搭載していてコードレスでも使用が出来るということです。使いたい場所に持って行って使う扇風機なのです。

この場合、本体が小さいということは持ち運びが便利ということにつながります。本体サイズも小さいですが、重さも約3.2kgと軽めになっています。

コードレスで使用出来る時間は「強」で約2時間、「弱」なら約14時間となっています。充電の目安は約6時間です。

また、この「PJ-G2DBG」は首振りが左右だけでなく、グルグルと上下にも大きく動く「3Dターン」となっていて、左右は90°ずつ、上は真上まで向きます。これによりサーキュレーターとして使いやすくなっています。

しかも、この「PJ-G2DBG」の羽根は、自然にある形状をお手本とする「ハイブリッド・ネイチャーウイング」となっていますが、同じ「ハイブリッド・ネイチャーウイング」でもリビング用扇風機である「PJ-G3DG」では蝶の羽根をモデルにしているのに対し、この「PJ-G2DBG」の「ハイブリッド・ネイチャーウイング」は、アホウドリとアマツバメという2種の鳥をモデルとした羽根となっています。これは直進性と風量を高める効果があるらしく、なめらかな風を送り出すという蝶のハイブリッドと比べ、羽根の形状でもサーキュレーター向けの設定となっています。

実際、この「PJ-G2DBG」の風速は最高180m/分とかなり速いです。風量は最大24㎥/分とそれほど大きくありませんが、これは羽根の径が小さいことが影響しているのでしょう。小さな羽根から細く速い風を送り出すというと、まさにサーキュレーターというイメージにぴったりです。

消臭に効果があるというプラズマクラスターも搭載されているので、室内干しをしている洗濯物を乾かすための送風機として使用することも出来そうです。室温や湿度に応じて運転を調整する「みはり機能」も搭載されていますが、この「PJ-G2DBG」をリビング用として使用しない場合はあまり効果を発揮しないかもしれません。

コードレスでも使えるサーキューレター寄りの扇風機というか、ほとんどサーキュレーターと考えた方が良さそうな製品と言えそうです。

■PJ-G2DBGのスペック

サイズ幅270×奥行270×高さ550〜670mm
重さ約3.2kg
羽根の枚数3枚
消費電力最小2.2〜最大14.5W
風量調節8段階
風量最大24㎥/分
風速最高180m/分
首振り(自動)上→約40°/約90°、下→約10°、左右→約90°

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