ホワイト↓
SHARP プラズマクラスター搭載 加湿空気清浄機 ホワイト系 KC-B50-W
同シリーズである「KC-B70」の下位モデルとなります。
「KC-B70」と比べると適用畳数が、プラズマクラスターで17畳→13畳、加湿空気清浄で10〜17畳→8〜13畳と狭くなっています。その分、本体サイズも一回り小さくなっています。
外見はよく似ていますが、機能面でも「ほぼ」同じです。
ただし、「ほぼ」です。
「KC-B70」と決定的に異なるのは、「KC-B50」はニオイセンサーを搭載していないということです。
ただ、フィルター構造は「KC-B70」と同じなので、センサーは無くても脱臭自体はしてくれます。
この「センサー落とし」は下位モデルではよくあるパターンですが、「ニオイセンサー」を落とすのか、「ダスト(ほこり)センサー」を落とすのかは、メーカーのお好みによるようです。
どちらが良いのか?
もちろん、どうせなら両方のセンサーが付いている方が良いに決まっていますが、あえてどちらかにするならば、「ダストセンサー」が付いていた方が良いような気がします。
なぜなら、人間には「鼻」という敏感センサーが付いているからです!
臭いと思ったらスイッチオン。
これで万事解決です。
ただ、結構面倒くさいと思います。
もちろん、ホコリの方がより素早く感知出来るという、高性能な「鼻」或いは「のど」センサーをお持ちの方は、「ニオイセンサー」のみのタイプでも良いでしょう。
ホコリっぽいなと思ったらスイッチオン。
これで万事解決です。
けど、やっぱり面倒くさいと思います。
実はシャープ「KCシリーズ」のこの「ニオイセンサー」落としは旧モデルの「KC-A50」からも引き継がれている伝統です。
なぜ、わざわざ主要なセンサーの片方を落とすのか?
上位モデルの「KC-B70」の実勢価格約4万円、この「KC-B50」が約3万円です。
本体価格を考えると、約1万円という価格差は正直言ってかなり大きいのではないでしょうか。
もし「KC-B50」にも「ニオイセンサー」を搭載して、「KC-B50」の価格が35,000円とかになったりすると、性能に大差のないモデルが、ほどほど近い金額で並ぶことになります。
広いリビングで使うことを決めている人以外が、価格の安い「KC-B50」に流れてしまったりするのではないか、、、。そうすると結果として高価格製品が売れず、売上が下がってしまうのではないか、、、。メーカーのそんな微妙かつ切実な思惑がこのセンサー落としにつながっているのかもしれません。
「Ag+イオンカートリッジ」による水周り部の除菌、本体内へのほこりの侵入を防ぐ「オート開閉ルーバー」、「乾燥・低温」状態の時に運転を強化する自動運転などの新機能は上位モデルの「KC-B70」と同様なので、機能面で見劣りはしていません。
ただ、どれほど部屋が臭くてなっても、運転を自動で強化してくれることはありません。
なにしろ、この「KC-B50」には「鼻」が無いのですから、、、。
よし、この「KC-B50」の代わりに自分が「鼻」となってやろう!そして臭い時は自分が素早く立ち上がって「強」モードにでも何でもしてやろう!!
そんな優しい心意気と強い意志、そして身軽なフットワークをお持ちの方にはお勧めできる製品といえるでしょう。