頭の上のサーキュレーターがどれくらい役に立つのかよく分からない衣類除湿乾燥機。アイリスオーヤマ「DDD-50E」

本体の最上部にサーキュレーターが乗っかっている個性的な外観をした除湿乾燥機です。



アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 サーキュレーター機能付 デシカント式 DDD-50E

除湿乾燥機にサーキュレーターが付いていると何が良いのでしょう?

除湿乾燥機は湿った空気を吸い込んで、乾いた空気を吹き出します。

その乾いた空気がサーキュレーターによって、より強く吹き出されて、例えば部屋干しされている洗濯物にあたると、、、

洗濯物が早く乾く!

というわけです。

なんと、乾燥時間を約1/5に短縮できるのだそうです。

ただ。

1/5と言われても、もともとがどれくらいの時間で乾燥できるのかがよく分かりません。

そもそも、この「DDD-50E」の除湿能力は、1日あたり約5リットルとなっていて、1日あたり10リットルを超える除湿能力を持つ製品も珍しくない衣類乾燥除湿器の世界では、それほどパワフルなモデルではありません。アイリスオーヤマのラインアップでも、この「DDD-50E」の除湿力を上回るモデルは複数存在します。

そしてアイリスオーヤマは、本体の上にサーキュレーターを乗せた除湿乾燥機をこの「DDD-50E」の以前にも発売していますが、アイリスオーヤマの除湿乾燥機の全てにサーキュレーターが搭載されている訳ではありません。むしろ少数派と言って良いでしょう。ライバルのメーカーの製品でも、サーキュレータを乗せたタイプの除湿乾燥機はあまり見掛けません。

もしも、この「頭の上にサーキュレーター」方式が、ものスゴく優れているなら、サーキュレーターを乗せたタイプの除湿器がもっと主流になっていてもおかしくないような気がします。

、、、。

頭の上のサーキュレーターは本当に必要なのでしょうか?

そんな疑問を持ってしまったとしても、不思議ではない感じがします。

ここでこの「DDD-50E」が必殺のサーキュレーターを使って、どのくらい見事に乾燥時間を短縮しているのかをバシッと示すことが出来れば良いのですが、残念ながらそれが出来ません。

しかし!

まさか、無駄にサーキュレーターがくっ付いている訳はないだろう!

そう信じたい気持ちまで否定することは出来ません。

なにしろ、何かを乾燥させるのに、風を使うことは基本中の基本です。強い風が乾燥に役に立たない訳がありません。

ただまあ、それだけで乾燥に役に立つほどの風を吹き出すためには、この「DDD-50E」の頭の上に付いたサーキュレーターではパワーが足りない、ということはあるのかもしれません。

しかし、もし多少パワー不足だったとしても、部屋干しされている衣類の前に除湿乾燥機とサーキュレーターを2つ並べてセットして、それぞれの風向きを調整したりするよりは、この「DDD-50E」1台を設置した方が手間が少なくて済むことは間違いありません。

それに、もし多少パワー不足だったとしても、部屋干しされている衣類は、放っておいてもいずれは乾くことも間違いありません。

、、、。

いや、さすがに除湿乾燥機として自然乾燥といい勝負をしてしまうわけにはいきません。

ただ、自然乾燥させるよりはマシでしょ(たぶん)!

という大らかな気持ちをもって、この「DDD-50E」 をセットすれば、部屋干しされた衣類も心なしかフンワリと乾いてくれるようなこともあるかもしれません。

それに この「DDD-50E」は、除湿機能とサーキュレーター機能それぞれで単独運転が出来るので、もしも除湿機として期待外れだったとしても、多機能なサーキュレーターとして考えれば、気分的なダメージを低減することが出来るかもしれません。

やっぱり、この「DDD-50E」が乾燥時間をバシッと出してくれる方が色々とスッキリするような気がするのですが、メーカーとしては色々な事情もあるということなのでしょう。

■DDD-50Eのスペック

発売2017年11月
タイプデシカント式
除湿能力(1日)5.0リットル
衣類乾燥時間-
消費電力590W
除湿面積(木造)6畳
除湿面積(プレハブ)10畳
運転モードの種類除湿・サーキュレーター
搭載センサー-
排水タンク容量約2.5リットル
サイズ幅287×奥行234×高さ640mm
重さ約7.8kg
運転音-

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