すっきりとしたシンプルな外観をしています。
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 コンプレッサー方式 DCE-6515
そして、この「DCE-6515」は外観がシンプルなだけでなく、機能面でもシンプルです。
なにしろ「衣類乾燥除湿機」とされながら、運転モードは特に分かれていません。
他のメーカーの衣類乾燥除湿機では、「衣類乾燥」と「除湿」が運転モードで分かれている場合が多いですが、この「DCE-6515」は、運転ONのボタン1つだけです。
衣類を何分で乾かすなどの細かな話にはハナから興味が無いようです。
湿度が下がれば、衣類も乾くでしょ。
という理屈なのだと思いますが、まあ確かに間違ってはいません。
それに、そもそもこの「DCE-6515」には、衣類の乾き具合を感知するセンサーや、自動で風向を調整するルーバーなどはありません。
ヒーターも搭載していないので、本体の内部のコンプレッサーを使って湿気を水に変えていく作業を淡々と繰り返すしかないのです。
急いで乾燥したり、何とかイオンを出したりも出来ません。
しかし、まあ分かりやすいということは言えそうです。操作に迷うことはないというか、迷えない感じすらあります。
それでいて目標とする湿度については、40%、50%、60%、連続運転から選択することが出来るので、どこまで達成出来るかはともかく、頑張って働いてくれそうな雰囲気は一応あります。
さらに2・4・8時間から選べるオフタイマーも付いているので、こちらも使うかどうかは別としてある程度の時間で運転をストップさせることが出来るようになっています。
ちょっと気になるのは、タンクの容量が約1.8リットルと少ないことでしょう。
部屋干し衣類を乾燥するような衣類乾燥除湿機の多くが3リットル以上のタンクを搭載しています。
この「DCE-6515」は、1日の除湿量目安が5.5リットル(50Hz)と、それほどパワフルなモデルではありませんが、タンクが一杯になってそれ以上除湿が出来ないというパターンが発生してしまう危険性には注意が必要でしょう。
まあ、タンクが満水になった場合はブザーが鳴って教えてくれるようになっているので、頻繁にタンクの水を捨てれば良いだけと割り切ることが出来れば、大きな問題ではないかもしれません。
とりあえず湿気を吸い取ってくれれば、余計な機能はいらないよ、という場合、まさにそのものズバリのシンプルモデルと言えるでしょう。
■DCE-6515のスペック
発売 | 2015年12月 |
タイプ | コンプレッサー式 |
除湿能力(1日) | 5.5/6.5L(50/60Hz) |
衣類乾燥時間 | - |
消費電力 | 155/175W(50/60Hz) |
除湿面積(木造) | 7/8畳(50/60Hz) |
除湿面積(プレハブ) | 11/12畳(50/60Hz) |
運転モードの種類 | - |
搭載センサー | - |
タンク容量 | 約1.8リットル |
サイズ | 幅290×奥行190×高さ477mm |
重さ | 約9.3kg |
運転音 | - |
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