カドー AP-C700S,AP-C700D
ハイクオリティ&ハイコストなカドーの空気清浄機です。
PM2.5インジケーターが付いたプレミアムなモデルが「AP-C700S」
PM2.5インジケーターは無いものの、PM2.5を吸い込む力自体はプレミアムモデルと変わらない「AP-C700D」
引き続き「世界No.1」
本体カラーを除くと、2012年発売の旧モデル「AP-C700」とほとんど見分けがつきません。型番も末尾にアルファベットが足されただけなので、この「AP-C700S」(と「D」)を新モデルと言ってしまって良いのか、ちょっとためらってしまいます。
しかし!
この「AP-C700S」(と「D」)と旧モデルとを比べると、旧モデルの適用畳数が55畳となっているのに対し、この「AP-C700S」(と「D」)は62畳となっており、部屋1つ分ほどもパワーが増大しているのです!
見た目はソックリなまま、さり気なく中身だけ改良して来るというのが、セレブ御用達メーカーとしての心意気だったりするのかもしれません。
ただ、旧モデルは60Hzでの最大風量が15.3㎥/分と驚異の数値となっていたのに対し、新モデルである、この「AP-C700S」(と「D」)はどちらも最大風量は13.8㎥となっており、数値自体は落ちてしまっています。
、、、。
これはちょっと不思議ですが、旧モデルは50Hzでの最大風量が12.8㎥/分となっており、60Hz時と比べ大きな差があったので、そのあたりのアンバランスさが新モデルで解消されたということなのかもしれません。
そして期せずしてではなく、明確に意識されていると思われますが、新モデルの最大風量13.8㎥/分という数字は、北欧からの刺客ブルーエアの最強空気清浄機「650E」の最大風量と全く同じ値となっています。
もちろん、カドーが国内メーカーとして初めて「世界No.1」の称号を勝ち取った証である世界基準「CADR(クリーンエア供給率)」の数値は、旧モデル同様すべての項目で最高点を維持しているので、引き続き「世界No.1」も名乗り続けています。
光触媒の作用で脱臭機能が回復するという「フォトクレアシステム」も搭載されており、粒子径0.09μmもの微粒子をキャッチするフィルター構造についても変わりません。
というか、旧モデルとの主な違いはパワー関連の数値が変わったことだけと考えて良さそうです。
ホコリ計測器がプレミアム?
プレミアムモデル「AP-C700S」とノーマル「AP-C700D」の違いはPM2.5インジケーターがあるかどうかだけです。
PM2.5インジケーターカウンターがあると、部屋に浮遊するPM2.5をセンサーで計測して、数値化してくれるそうです。
つまり、PM2.5インジケーターは高精度ホコリセンサー&カウンターと言い換えることが出来そうです。別にPM2.5インジケーターがあるからといって、PM2.5を吸い込んでくれるわけではありません。計測するだけです。
、、、。
このPM2.5インジケーターが付いたプレミアムモデル「AP-C700S」は、111,000円(税別)。
PM2.5インジケーターが付いていないノーマルモデル「AP-C700D」は、92,407円(税別)。
その金額差18,593円が高性能ホコリ計測器「PM2.5インジケーター」の価格ということになります。
、、、高い!
と庶民は思ってしまいガチですが、このホコリ計測器が付いていると、キレイな空気だけでなく「安心感」もついてくるのです(メーカー談)。
よしよし、今日もPM2.5少ないぞ。
と感じることで一日を気持ちよく過ごせるというワケです。
「見えないものだからこそ、見えるかたちにして安心をお届けします」
とメーカーも優しくささやきます。
、、、。
いや、やっぱり高いって!
庶民には見えないPM2.5よりも、目の前の金額の方が明確に不安だったりしそうですが、何事も気持ちが大切なんですよ、というような哲学的なことをメーカーは言いたいのだと思います。たぶんですが。
まとめ
ホコリ計測器をつける、つけないは別としても、この「AP-C700S」(と「D」)が、世界最高クラスの性能を誇る空気清浄機であることは間違いありません。
しかし、その性能を維持するためには定期的なフィルター交換は避けられません。
交換は1年に1度。フィルター交換を知らせてくれる親切設計なので、うっかり交換を忘れてしまう危険もありません。
そして、交換用フィルター「FL-C700」は18,500円(税別)です。
、、、。
最高クラスの成果を得るためには、最高クラスの犠牲を払わなければならないという基本的な事実がそこにはあります。
「空間に品格」を求めるセレブのための空気清浄機。まさに和製ブルーエアの名に恥じない製品と言えるのではないでしょうか。
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